【がん】細菌感染(化膿している)かどうかの見分けカ方 #がん#乳がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が5年寛解しているいちごちゃん

 

私たちは、がんの子を多く診察しています。

炎症性乳がんは、とても活発です。

 

炎症性乳がんは、自壊(皮膚が避けること)があります。そのとき、どのような分泌物が出ているか見てください。

 

・透明な分泌物

耳下腺がん、乳腺腫瘍、鼻腔内腺がんなどの腺という字が付くがんは、分泌物が出ることが多いです。

 

・黄色の分泌物

化膿している可能性があります。その場合は、抗生剤を売ってもらいましょう。

 

・赤色の分泌物

出血している可能性があります。貧血していないかのチェックも忘れずに。

 

これらのことをよく知って、速やかに獣医師に相談しましょう。

 

 

がんだけではなく、体全体を見てじっくり治療をしましょう。