【食事療法】スイカジュースを作って飲ませてあげよう #シトルリン#リコピン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

夏の果物の王様は、やはりスイカですね。

糖尿や高カリウム血症でないもふもふちゃんにはおすすめです。

 

スイカをジュースにして食事に混ぜてあげましょう。それか飲み水に入れても大丈夫です(種はとってあげてください)。

 

スイカの栄養素(赤いスイカ)

 

  • たんぱく質:0.6g
  • 脂質:0.1g
  • 炭水化物:9.5g
  • 脂肪酸
     ・飽和脂肪酸:0.01g
     ・一価不飽和脂肪酸:0.02g
     ・多価不飽和脂肪酸:0.03g
  • ビタミン
     ・βカロテン:830μg
     ・ビタミンD:0μg
     ・ビタミンE:0.1mg
     ・ビタミンK:0μg
     ・ビタミンB1:0.03mg
     ・ビタミンB2:0.02mg
     ・ナイアシン:0.2mg
     ・ビタミンB6:0.07mg
     ・ビタミンB12:0μg
     ・葉酸:3μg
     ・パントテン酸:0.22mg
     ・ビオチン:0.9μg
     ・ビタミンC:10mg
  • ミネラル
     ・ナトリウム:1mg
     ・カリウム:120mg
     ・カルシウム:4mg
     ・マグネシウム:11mg
     ・リン:8mg
     ・鉄:0.2mg
     ・亜鉛:0.1mg
     ・銅:0.03mg
     ・マンガン:0.03mg
     ・ヨウ素:0μg
     ・セレン:0μg
     ・クロム:0μg
     ・モリブデン:1μg
  • 食物繊維:0.3g
それ以外にもリコピンとシトルリンがあります。
 
【リコピン】はトマトで有名ですが、抗酸化作用があります。
 
【シトルリン】は、アミノ酸の1種で、尿素回路を構成する化合物のひとつである。1930年に日本でスイカの中から発見され、そのラテン語citrullusに因んで名づけられました。
 
シトルリンは体内での尿素回路でアルギニンを経て一酸化窒素(NO)を産生します。
NOが産生されると血管は拡張し、血液循環を促進する。NO産生による血流改善により、動脈硬化の予防・改善、神経系・免疫系への作用が示唆されています。
 
人では、1日の摂取量が、200gなので、もふもふちゃんの体重を考えてあげてください。