【がん】嚥下困難、薬を飲ませにくい子の内服方法 「簡易混濁法」 #がん#内服#簡易混濁法 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

口腔内や喉にがんができている子に、薬を飲ませるのは難しいです。

 

ましてや抗がん剤や分子標的薬を飲ますときに悩みますね。

抗がん剤や分子標的薬は、粉にしたりしないことが基本です。飼い主さんが粉砕して薬剤の吸入による健康被害をしないためです。

 

そんなもふもふちゃんを飼われていたある飼い主さんが、「簡易混濁法」という薬を飲まる方法を教えてくださいました。

詳しいことは、以下のサイトに書いてあります。

 

コラム | 岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野 (gifu-u.ac.jp)

 

まとめると

 

1、小さめの容器に薬を入れる

2、1に55度のお湯をいれて10ほど溶かす

3.注射器で2を吸う

 

注意:あまりたくさんの水を入れると飲ませにくいので、5m程度がいいです。

 

飼い主も健康被害のないように、毎日、もふもふちゃんに投薬をしてあげましょう。