↑慢性腎不全が再生医療で改善されているぎんちゃん
●なぜ、ネコ科の動物は腎不全になりやすいか?
糸球体の周りに老廃物を出しても、それを貪食してくれる能力が弱いので、老廃物がたまって詰まって、糸球体が壊死していくのです。
●私たちの腎不全の治療
・一般的な皮下点滴(ご自宅で)
・アゾディル
・ラプロス
・セミントラ
それで、腎臓の値であるBUNやCREが高値になる子に以下の治療をしました。
・エクソソームの静注
・アミノ酸点滴+ビタミンB群
・エポジン注射
・丸山ワクチン
結果は、
2022,08,09 2022.10.04 2023.05.18 2023.07.25
HGB 9,2 8,7 10,6 11.4
BUN 72,7 60.9 44.6 38.5
CRE 6,3 3,7 2.9 3.3
P 8.2 5.9 5.0 5.4
Ca 10.8 10.6 11,4
ALB 3,0 2.8 3.1
幹細胞培養上清を静脈点滴して、一般的な治療もしています。11カ月ほどでこのようになっています。
慢性腎不全がすすむこともなく、猫さまは食欲も旺盛になり、よく動くようになったということでした。
慢性腎不全の子を治療をしていると、加齢のためになっているので、栄養状態、分子栄養学の観点からおもアプローチすることが、大切なようです。