抗生剤ばかり使いたくないときは、マヌカハニーという手があった#マヌカハニー#抗菌作用 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

抗生剤ばかり使うと耐性菌ができたり、腸内細菌叢が崩れたりします。

そのため、あまり抗生剤を使いたくないです。

 

今日は、マヌカハニーに抗菌作用があることをご紹介します。

 

●マヌカハニーの抗菌作用

 

抗菌作用とは、抗菌性ともいい、細菌の生育、増殖を抑えたり、細菌を死滅させる作用のことをいいます。

マヌカハニーには天然の抗菌成分MGOが含まれており、MGO100mg/kg以上で下記の菌に対する抗菌作用が確認されています。

 

・黄色ブドウ球菌

・ストレプトコッカス・ミュータンス菌(虫歯の原因菌)

・ヘリコパクター・ピロリ菌

・大腸菌

・サルモネラ菌

 

●マヌカハニーの抗ウイルス作用

 

ハチミツには抗ウイルス作用が考えられうるフラボノイドなどの活性成分が多数含まれていることが確認されています。特にマヌカハニーに含まれるMGOはタンパク質を糖化し変質させるので、タンパク質で出来ているウイルスの核を覆う膜(カプシド)やウイルスが人の細胞に侵入するための突起(スパイク)を壊しウイルスの増殖を抑える効果があります。

・インフルエンザウイルス

・ヘルペス

 

 

注意、子猫や子犬には、ハチミツがよくないです。

 

口内炎のある子、猫ウイルス性鼻気管炎が治らない子にはいいかもしれません。

アレルギーがある子がいるかもしれないので、少量から始めてあげてください。