■ペット 乳腺腫瘍 小さい場合は局所麻酔で。#日帰り手術#局所麻酔#乳腺腫瘍#乳がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

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↑右の上の乳腺をレーザーで処置したところ。

 レーザーで処置した後は、少し腫れますが、日にちで治まります。

 

猫さまの乳腺腫瘍は、悪性のことが多いので、全部が局所麻酔だけというわけには、いきません。

でも、小さい場合は、局所麻酔で出来ることもあります。

 

ワンコさまの場合は、良性と悪性が半分、半分なので、小さい場合は、局所麻酔でレーザー治療が出来ます。

 

(レーザーで処置の流れ)

1、血液検査

2、レントゲン検査(肺に転移していないか見る)

3、局所麻酔

4、ICG点滴

5、レーザーで処置

 

10分もかかない場合が多いです。

 

じっと出来ない場合は、沈静もかけることもあります。

 

 

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こんな風にだんだんと小さくなっています。

 

もちろん、この子はいまも15歳を過ぎて元気に暮らしています。

 

(レーザーの処置後)

1、丸山ワクチン

2、コロイドヨード療法

3、食事療法

などをしています。

 

以下にも局所麻酔で乳腺腫瘍を取った記事を書いているので、ご覧になってくだいませ。

 

 

■ペット 乳腺腫瘍 日帰り手術2、局所麻酔 丸山ワクチン レーザー、オゾンジェル

 

■がん 乳腺腫瘍、小さいからほっておいていいの? 麻酔はかけたくない。レーザー治療