■がん もしあの時、、、(自分のこと責めないでね)#がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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私たちは、がんの子を毎日、診察しています。

 

がんになった子を持つ、飼い主さんは、ほぼ自分を責めます。

1、もしあの時、きちんと見てやれば。

2、私の育て方が悪かったのか。

3、私の食事が悪かったのか。

4、気が付いていないけれど、何か悪いところがあったのではないか。

 

と、分析をし始める人が多いようです。

 

私は、人間の治療は出来ないのだけれど、飼い主さんに元気でいてもらわないと、困るのでね。

猫さま、ワンコさまの病気は、飼い主さんと一緒に治していかないと、いけないからです。

 

(がんになりにくい飼い方)

1、早い時期に避妊手術・去勢手術を。

2、定期的な健康診断を。

3、血液検査に基づいた食事

4、ストレスの少ない生活

5、温度管理

6、その他

 

など私が、見ていてもこんなに丁寧に飼われているのかな、と関心する飼い主さんのところの猫さま、ワンコさまでもがんになることは、あるのです。(もちろん、上記のことは、全てされています。)

 

猫さまやワンコさは、長生きする時代になったので、がんになる子は、珍しくないのです。

どんなに丁寧に飼っていても、がんになる場合はあるので、自分を責めないでくださいね。

 

がんになれば、

1、早期発見

2、がんになりにくいカラダ

   (私のブログにたくさん書いているので、読んでくださいね)

3、転移しないような治療

  (私のブログにたくさん書いているので、読んでくださいね)

 

などに注意してたただければ、寛解、完治、そして延命は出来る時代です。

飼い主さんが出来ることは、ひとつずつやって行けば、道は開けていきます!