荒天の山口・六連島沖　ケミカルタンカーの転覆【追記あり】

昨日は娘の大学の卒業式なので、阪神間にある大学まで行ってきました。

プロテスタント系の学校だったので、ホールもこんな感じ。

大学のホール

有給休暇を取ったのですが、年度末で色々と面倒事が起きる時期なので、社用のスマホにガンガンメールが来ますので、せっかくの式典でしたが、中々落ち着きません。

有給休暇の日には仕事してはいけないんじゃなかったっけ？

それはともかく、今回の学部卒の学生は新型コロナで入学式がなかったこともあり、卒業式では父兄も含め多くの参列者の姿がありました。

今日は、卒業式の続きとして大阪・梅田で謝恩会があるのですが、昼間は暴風と雨ということで、車で送ってきました。

行きの阪神高速では風で車が煽られ、帰の一般道では途中で霙が降りだしました。

大阪市浪速区・フロントガラスに当たる霙（赤丸内）

霙はすぐに止んだものの、風が強い状態が続いています。

また、今日は山口・下関市の六連島沖で午前七時頃に韓国のケミカルタンカーが転覆した、との報道がありました。

転覆したタンカーの船底が波に洗われている状況

（引用：ＨＰ「やーＦＢＳ（福岡放送）」）

荒天で停泊中だった韓国船籍のケミカルタンカーが転覆　乗組員11人のうち6人を救助　積み荷はアクリル酸980トン　門司海保門司海上保安部によりますと、20日午前7時ごろ、山口県下関市の六連島（むつれじま）北北西沖で、荒天でいかりを下ろし停泊中の韓国船籍のケミカルタンカーが転覆しました。午後1時現在、乗組員11人のうち6人が救助されました。詳しい容体は不明です。

www.fbs.co.jp

本日15時30分時点で、11名の乗組員のうち10名が救助されたとのことですが、早く乗組員の方々の無事と、救助に当たっている海上保安庁の方々の安全を祈ります。

このケミカルタンカーですが、韓国・済州島に船籍を置く「KEO YOUNG SUN」で、釜山にオフィスを置く「KEO YOUNG SHIPING」が保有する船のようです。

【要目】

　総トン数：870トン、積貨重量：1,168トン

　全長：68.82ｍ、幅：10.60ｍ、深さ：4.60ｍ、吃水：3.892ｍ

　主機：赤坂鐵工所製ディーゼル×１、出力：1,600馬力、速力：12.3ノット

　※引用：ＨＰ「KEO YOUNG SHIPING」

KEO YOUNG SHIPING・ケミカルタンカー「KEO YOUNG SUN」

（引用：ＨＰ「KEO YOUNG SHIPING」）

「KEO YOUNG SHIPING」は、広島・大崎上島町の佐々木造船で建造され、平成８年６月に進水した、日本での建造船です。

italymaru4さんの「Vessels Lover　タンカー」の2017年12月22日のブログ「KEOYOUNG SUN」には、前身は第一タンカー運航の「三皇丸」 (SANNO MARU) とされています。

『平成17年5月期船骸処理完了届受付「海外売船状況報告」平成17年4月21日～5月20日』では、中栄マリンから申請が上がっており、平成17年３月３日に受け渡しが行われています。

ＨＰ「marine traffic」によると、「KEO YOUNG SUN」はアクリル酸980トンを積載し、３月18日の午後２時50分頃に兵庫・姫路の広畑港を出港、韓国へ向け瀬戸内海を西航し、荒天のため山口・六連島沖で停泊中に浸水し転覆したようで、午前７時12分の位置情報発信が最後となっているようなので、この時間帯から停電等の不具合、または転覆が起きていたと思われます。