本日は会社の創立記念日で休日です。
本当は2週間前が創立記念日だったのですが、親会社に打ち合わせを入れられたため出勤、仕方なく本日に休みを振ったのですが、本日も親会社の会議の打診が。
さすがに、1月中に休みを取らなければ流れてしまうので、親会社に会議に出席できないので、議事録の共有を頂きたい旨を伝え、なんとか休日をゲット。
今回は、先週の東京旅行について、辿ってみたいと思います。
今回の主目的は、1月28日に現在営業中の別館と屋外展示が営業終了し、2月から本館の解体工事が始まる、とされる「海の科学館」を訪ねることでした。
朝7時過ぎに自宅を出発、新大阪から新幹線で東京へ向かいます。
新大阪駅の「N700A」新幹線車両
品川駅で在来線に乗り換え新橋へ。新橋からは「ゆりかもめ」で「東京国際クルーズターミナル」駅まで移動します。
新交通システム「ゆりかもめ」・「新橋駅」
「東京国際クルーズターミナル」駅に到着すると、東側遠方に「ガンダム」が見えます。
「東京国際クルーズターミナル」駅・ホームから見た「ガンダム」
西側を見ると、大きな「船の科学館」本館の建物が目に入るので、駅から出てすぐに「船の科学館」の入口に到着します。
「船の科学館」入口
まずは屋外展示から見て回ります。
深海潜水艇「PC-18」(模型・左)と潜水調査船「たんかい」(実物・右)
海底ハウス「歩号一世」
半没水型双胴実験船「マリンエース」
これら屋外展示品の今後が気になります。
そして、本館を「船首」側から望みます。
船の科学館・本館
この本館は、当時世界的に有名だった豪華客船「クイーン・エリザベス2」をモチーフにしたものです。
キュナードライン・客船「クイーン・エリザベス2」(引用:Wikipedia・左右反転)
(Taken by Adrian Pingstone (Arpingstone) and released to the public domain. - en.wikipedia からコモンズに移動されました。, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2354987による)
似てますでしょうか?諸元を比べてみましょう。
【船の科学館】全長:210m、幅:26m、
【クイーン・エリザベス2】全長:293.5m、幅:32.03m
「クイーン・エリザベス2」の方が一回り大きいですね。
左舷側から見た「船の科学館」本館
本館の「船首」形状
この本館は、開館後37年が経過して施設建屋・展示内容共に老朽化が著しくなったことから、平成23年年9月30日に営業休止となり、隣接の売店マリンショップだった建物を「別館」に改装し展示を行ってきました。
「船の科学館」別館
ここには、小さなショップもあり、ブックレット4冊と、増収資料目録1を購入しました。
購入した書籍
今後、この書籍類の販売がどうなるか、ネットでの販売は継続されるかもしれませんが、現時点では不明です。
そして、今後も展示が継続される初代南極観測船「宗谷」にも乗船してきました。
初代・南極観測船「宗谷」
「宗谷」は、旧帝国海軍の運送艦「宗谷」で、旧帝国海軍の艦艇の中で唯一の「浮いている艦艇」と言われており、以前このブログでも取り上げた事があります(南極観測船となった旧特務艦「宗谷」、なれなかった「宗谷丸」)。
「宗谷」は、戦後主機をレシプロ機関からディーゼル機関に換装し、船体にバルジタンクの装着、船首形状の変更、後部ヘリコプター甲板の増設など、大きく船容が変わったので、新造時の貨物船「地領丸」時代から残る部分がどのあたりなのか、よくわかりません。
下の写真のあたりかな?
バルジタンク(船体中央部から下部にかけての張出)の上
およびその前部の船体側面鋼板
船隊中央部のリベット止めされているオレンジ色の船体側面鋼板
これらの船体鋼板も補強や取替が行われている可能性もあるので、目に入る部分にはほぼ残っていないかもしれません。
ヘリコプター甲板から前方を見ると「ゆりかもめ」が走る
「宗谷」の近くには海上保安庁の桟橋もあります。
監視取締艇「かぺら(SS-59)」(左)と巡視艇「ゆりかぜ(CL-183)」(右)
「東京国際クルーズターミナル」をバックに
巡視艇「はやかぜ(CL-11)」(右)と「ゆりかぜ(CL-34)」(左)
この後、バックになった「東京国際クルーズターミナル」にも行ってみましたが、クルーズ船が来ていないこともあり、ほぼ人もおらず何もありませんでした。
この後、父方の祖父が祀られている靖国神社へ足を伸ばしました。
靖国神社・拝殿
祖父、そして英霊の方々の安らかなることを祈り、遊就館の展示を一通り見て回った後、まだ若干時間があったので、神田・神保町の古本屋街へ。
三省堂書店が解体されていたのに驚きつつ、当日予約していたホテルヴィアイン東京大井町へ向かったのでした。
今後も「宗谷」の展示とネットでの加津堂は続くようですが、日本国内でも貴重な「船」に関する博物館である「船の科学館」の特徴のある建物を最後に目に焼き付けた1日目でした。
靖国神社の御朱印(左)と初代南極観測船「宗谷」の御船印(右)
「東京国際クルーズターミナル」のテラスから見た「船の科学館」本館