前回の「Cheat Jump」の記事の続き(補足)です。
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日本人選手の中では、
小塚崇彦・町田樹・織田信成
の3名は、
ジャンプの「Cheat」度合いが、比較的低いように、
私は、思います。
……で、先日のGPスケートアメリカの男子SP&FSで、
小塚崇彦と町田樹のジャンプを、コマ送りでチェックしてみましたところ、
やっぱり、
この2名は、「Delayed Jump」を意識してやっているように見えます。
町田樹選手は、
回転自体は「Delayed」に見えますが、
……ちょっと、アクセル以外のジャンプの踏切と着地が変です。
ずっとああいうことをやっていると、どこか痛める気がします。
(完全な「Delayed Jump」でも、踏切や着地を失敗すれば、怪我することは、
当然ありますが、「Cheat Jump」よりは大怪我のリスクは断然低いはずです)
小塚崇彦選手は、
2011/12シーズンあたりから、特にジャンプが崩れてきたように見えていたので、
昨シーズンの怪我はそのせいかもしれませんね。
早いうちに修正できるといいのですが。
彼は「Cheat Jump」っぽく跳んでしまった場合は、大抵ちゃんと減点されているので、
試合結果に大きな影響は与えていないと思います。
織田信成選手は、
「左ひざ」の怪我というのがちょっと不思議なんですよね。
大抵、着地する「右」足の怪我の可能性が高いと思うのですが。
サルコウかアクセルかルッツの跳び方に変な癖があるのかもしれません。
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「Cheat」度合いが高い選手を勝たせようとする(回転不足を見逃そうとする)と、
「Cheat」度合いが低い選手の回転不足も見逃されてしまいます。
例えば、
今回のGPスケートアメリカ、男子SPの場合、
町田樹選手の4回転は……回転は足りませんでしたが、
「underrotation」判定かどうかは、グレーゾーンだったと思います。
……ですが、
小塚崇彦選手の4回転(two-foot着氷)は、
「underrotation」判定でも、おかしくなかった、と思います。
でも、小塚選手(他にはリッポン選手など)の4回転を「underrotation」判定すると、
高橋大輔選手の4回転は「down grade」判定になりかねなかったと思います。
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「少しでもCheatな跳び方をしているものは厳格に減点しろ」
……と、全部の大会の全選手の採点を再検証したら、
一体、どんな結果になるんでしょうね。
ジャンプの回転不足に関しては、
リンクサイドよりむしろテレビやビデオの映像のほうが、わかりやすいので、
採点の再検証は、比較的容易なはずですが。
自分たちのやっていることが、本当に正しくて、
今の競技会の結果はおかしい、と思っているんだったら、
採点の再検証を申請してもかまわないと思うのですが。
そういう申請をする国はないのでしょうか?