全集中でリングに取り組み、ヤニックの試合観戦 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

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フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

日本の皆様

おはようございます。


日曜日だったが、集中してよく働く。


なぜならば、目的があるから。




ATP500 AMROオープンの決勝開始時刻まで、根をつめてオーダーリングにはげむ。



昨日始めた仕事は、


鋳造から上がったパーツ(左)を綺麗に糸鋸とやすりで整えていく。右側が整え終わったところ。


今度はこの綺麗にしたパーツ(左)の、半球に穴を開け、

リングが座りの良いところまで穴を広げて、窪みを作り、ロウ付けする。



決勝に駒を進めたイタリアン ヤングスター、ヤニック シナーの試合までに、

ひとまず、ロウ付け後のリングに紙やすりをかけて、

研磨機でピカピカに磨くところまで到達。


ここから、彫りを入れて石留め職人の元へ持って行く段階まで終えるのが、本日の目標だった。



分かりにくいが、右側が、たがねで彫りをほどこしたもの。




さて、ヤニックの試合を見ながら、お楽しみの休憩をしていたのだが、

オーストラリアのデミノー相手に、サクッと勝利を収めるかと思いきや、


意外と手こずる。


全豪オープンの時のような切れ味がない。



インタビューでこのオランダのコートに中々慣れずにいるらしいことは、分かっていたが、


決勝戦である。


既に三試合戦っているのだから、慣れ云々ではないと思うが…


一瞬、大丈夫かな?

と心配したが、


チャンピオンの要素に事欠かない彼は、


苦しみつつも、


結局は勝利を手にする。


今回のトーナメント全般に渡って言えることだが、パッとしない試合展開でも、勝つことが


大きい。


今回の優勝で、メドベージェフを抜いて、世界No.3に躍り出た。


いやいや、なんとも嬉しい。

No. 1になる日も遠くないだろう。



一番の御贔屓選手、チチパスのランキングが落ちているのは悲しいが、彼も引き続き応援している。


ちょっと休んでいるようだったが、来週からまたトーナメントに復帰するので、どうにか浮上してもらいたいものである。



一日の中で、大きな楽しみがあると、

こうして仕事の集中力も倍増するから、ありがたい。


ヤニックの試合を見ながら、微笑んで、嬉しいなぁと思っている自分を発見する。


好きなこと、

自分の楽しみが

日常に散りばめられていると


本当にメリハリがつく。


まるで、友人と遊びに行くために、宿題を全集中で終わらせる子供のように。


子供のような喜びが、日常に存在していることに感謝したい。


それでは、今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



フィオル ダ フィオーレ リング。

925シルバー アメジスト、ペリドット 西洋彫り





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