人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

5月に入ってから

いっきに忙しくなり、充実の毎日を過ごしています。


春眠暁を覚えず


で、眠りこけていた日々が懐かしい。



日本の皆さま

おはようございます。


「マイルドよりもワイルドを選ぶ!」

と本の中の言葉に影響されて動き始めた4月だったが、


その動きが本当にワイルドな毎日を運んできた。



老舗チョコレート店のお手伝い、

個展へ向けての制作追い込み、

そしてテニスの試合。


毎日、違う種類の出来事がぎゅっと詰まっている。








唯一の、

完全彫金制作日にあてられる日曜日には、


グループレッスンメンバーの

デジデリアのシングルスの試合があることを聞かされていた。


「制作の進み具合で行けたら応援に行くね!」

とメッセージは送ったが、

正直、制作をどんどん進めたかった。


でも、このトーナメント出場を誘ったのは私であるのに、

結局自分はエントリーしなかった、


ということがあり、


何らかのサポートをしたい気持ちも大きかった。



メッセージを送った瞬間に、


「行く」


方向に頭は切り替わり、


そして、その方向で、全てが進み出した。



決めていたノルマは完璧にこなせなかったけれど、

まずまずのところまで到達した。


雨模様だったが、自転車を走らせると

不思議と雨が止む。


あとちょっとでテニスクラブだ!

というところで、

フィオレンティーナのサッカーの試合があるということで

迂回させられる…


コートに着いた時、第一ゲームをデジデリアが取ったところだった。





私はここのところ、新しいことを覚えるので


頭がぱんぱんだったのだが、


テニスの試合を見ながら

リフレッシュした。


デジデリアは、ウィナーも多いがミスも多いパワーヒッターだが、この日は力加減もきちんとコントロールできていた。



対戦相手はここぞというところで、キメの一手に欠き、

結局、デジデリアが気持ち良く決めるか、彼女の球に押されてミスになるパターンが多く、


気がつけば

6ー1、6ー0で圧勝だった。


試合後はクラブハウスで生ビールで乾杯する。




帰り道も、雨の合間で、濡れることなく家にたどり着く。


ビールを飲んだが、一休みしてから

再び彫金作業。


細切れ時間も制作に充てる。





なんだか、子育て時代を思い出す。


今年20歳になる長女が生まれ、産休後

すぐにパートタイムでジュエリー店IDRUSに職場復帰した。



家では長女のお昼寝前には必ず日本語の絵本を読んでいたが、


彼女が寝入るや否や、


起こさないように注意しながら

こっそりと起き出して、


作業台に向かっていた。


30分あるかないか?という時もあったが、


それでも自分の作品を作り続けていた。


何もならないかもしれないことだったが、

好きなことを続けて来た。


結果はきっちりと出た。


何もならないかもしれないと、作ることをやめていたら

辿り着かなかった世界を垣間見れた。


毎年個展やイベントを開催して、たくさんの方々に作品に触れていただけている。


細切れ時間でも

行動が形作る資産の大きさを痛感している。



なので、あれから20年経った今も、細切れ時間を軽視せずに

大切に使っているわけである。


今年の個展やイベントでは現品販売よりも、オーダーが多くなる可能性はあるけれど、


それも初の試み。


老舗チョコレート店のお手伝いによって、そうなる可能性が高いのだが、


これはこれとして、

どんな展開に発展するのかを楽しみに思っている。


先日、東京でのイベントをご紹介しましたが、

そのあとは毎年恒例10年以上続いている故郷、鳥取県米子市皆生温泉での個展

が控えています。


こちらはこのような期日で実施いたします。


東京イベントと合わせて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。






中島 薫子 個展ご案内 Kaoruko Nakashima Exhibition 2026
●東京 6/27(土) 6/28(日) 11:00−18:00 Chisei Showroom Tokyo 東京都渋谷区神宮前2-22-1-2F
●米子 7/11(土)10:00-19:00  7/12(日)10:00-17:00 ベイサイドスクエア皆生ホテル1Fロビー、鳥取県米子市皆生温泉4-21-1
●個展詳細のお問合せは、サイトhttp://versicolori.jimdo.com/のお問合せ欄よりお願いします。今年も皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

 


日々のフィレンツェの光や時間の中で、ひとつひとつ手作業で制作しています。


現在ご案内できる作品や、オーダーについてのご質問は

下記リンクよりお気軽にどうぞ。


▶︎公式HP VersiColori 

▶︎ Instagram (DMも開放しています。)














毎年恒例

ATP1000テニスローマ大会の季節。


次女と連れ立っての観戦が、数年続いていたが、

今年は行くのをやめにした。




日本の皆さま

おはようございます。



行かない最たる理由は、

ご贔屓選手チチパスの不振。


去年ぐらいからその影は出てきていたのだけれど、

ローマ大会2回戦では、一応勝利の様子を目にすることができてほっとしたのが

今となっては、遠い記憶である。


毎年一緒に行っている友人親子から


「今年はいつ行きますか」

と聞かれた時に、


「今年はやめるわ。」

と即答した。


ヤニック・シナーは見たいけれど、

センターコートの良い席を取らなければ、

あまり良く見えない。


今まで、センターコートの

どちらかというと後方の席での観戦は何度か体験しているが、


雰囲気を味わいたい場合は別だが、

試合を丁寧に見たい場合は


正直、テレビで見る方が良いかな?

という感じ。


自分自身のプレイの方は、コッパ イタリアの団体戦出場など

かなり集中して練習するようになったのに、


それに相反して、観戦熱は下がってきている。


とは言え、ATPファイナルズは、やはり気になるが…




ローマ大会を観戦しに行かなかった週から、


老舗チョコレート店にお手伝いに行き始めたのも、


なんとも不思議な偶然の一致。



物事は、まるで前から決められていたかのように

進んでいくから、興味深い。




そのチョコレート店での仕事初日は、土曜日だった。






もちろん、その週、ずっと仕事内容を見るために通っていたが、

突然の一人立ちが、土曜日というのは、


私にとって少々プレッシャーだった。


やはり、人の多い土曜日。



ドキドキしながら開店する。


一番懸念していたのは、ジェラートに並ばれた時に、

一人で落ち着いて対処できるか?


というところ。


チョコレート店なので、

チョコレート部門もしっかり見なくてはいけない。


この辺りの兼ね合いは、やってみないと分からない。



しかし、イタリアは、びっくりである。


泳げない子に泳ぎを習わせるために、

突然海に投げ込む!


というスパルタ手法があるけれど、


まさにそれ。



お客様に迷惑がかからないように、

満足していただけるように、

社員教育を徹底する日本とは大違い!


とにかく

実践重視!



この土曜日、天気も良く

暑くなったので、ジェラートのお客様も多かった。


チョコレートご購入の方が重なった時が

少々焦ったが、


目の前のことを一つ一つ対処することに集中する。


一つずつこなしていけば、

きっちり終わっていく。


イタリア人は、待つことには慣れているので、

文句を言ったりする人はいない。


時間がなければ、さっさと列から外れるのだ。



それに気づくと

かなり気が楽になり、


リラックスすると手際も良くなり、

思った以上に上手く回った気がする。



初日は、自分に花丸をあげたいくらいの出来だったと思う。



ここ数年、制作没頭の日々で、

そろそろ、

人とのコンタクトが欲しいと思い始めたころではあったが、


いっきにそれが訪れた。


交代の人が来た時は、

まずは、一人でないことにほっとする。


そして教えてもらったことが、まずまずできていたので、

お褒めの言葉をいただき、

にっこりほくそ笑む。



満足感に包まれて帰宅したが、


さすがに気疲れした。



彫金制作のために作業台に向かう前に、

まずはテニスのローマ大会を見ながら、


愛猫ルイと休憩。


この至福の時間で、私はチャージされる。



帰国までの日程が、これほど近くなければ、

ダラダラとお昼寝というか夕方寝?は続いていたと思うが、


今は、制作時間をいかに捻出するか?

ということが最大の課題なので


休憩もそこそこに作業台へ向かう。




イヤーカフ兼ピンキーリングに彫りを入れる作業を進める。


まずは、今取り掛かっている作品を仕上げていき、


その後、追加リストの中から何を加えるかを考えようと思っている。



一つ一つ、目の前のことを

丁寧に。


これをモットーに、制作も、接客も進めていきたい。


さてさて今年の帰国第一弾のイベントは東京からスタート。


皆様のお越しをお待ちしております。








 

海外制作ですが、日本語で対応しています。

サイズ感や着け心地など、

気になることがあれば遠慮なくご相談ください。


▶︎ 公式HP VersiColori 

▶︎ Instagram 








少々お疲れ気味の毎日ですが、

ワイルドを選択したことで、


今までののんびり生活が一転。


活気のある濃密な時間となってまいりました。


日本の皆さま

おはようございます。



老舗チョコレート屋さん

Vestri

でのお手伝いの仕事は、

今週試験的に色々と習い、

あと数日で、ひとり立ちしなければなりません。


緊張感のある毎日です。



店を開け、数時間であろうと一人で接客するということに

まだまだドギマギしていますが、

これまたトライしてみないと自分の限界は分からない。



人との出会いや人から頼まれることを

笑顔で、受け入れ、ありがたい気持ちで取り組む。


これをモットーに過ごす日々。


ウィンドウに綺麗に並べられたチョコレート。




お客様におすすめするためにも、味も早く覚えなくてはいけない。


ジェラートも温度調節が難しく、中々上手に盛れないこともある。


そして、私のなんちゃって英語もブラッシュアップの必要あり。



と、突然ハードルの高い状況になっていますが、


どこまで、成長できるかな?

これも楽しみつつ。



そして、もちろん本業も正念場です。


一月半に迫った帰国に向けて、毎日作業台に向かっております。





例年のようにたっぷり作品を作って帰ることはできないかもしれません。


それでも、

できることをできるように!

という気持ちで、こつこつ作業を進める。



美味しく美しいチョコレートを見ていると

制作意欲も刺激される。


ここでインスパイアされたことが作品に反映されるのを、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。




帰国時のイベント、個展では価格改定の予定としております。

現在、日本に在庫があるものは現在価格にてご提供中です。


インスタグラムに載せているこちらのドゥエットペンダントも一点のみ在庫がありますので、

是非この機会をお見逃しなく。








今日ご紹介した日常や制作の延長線上で、

生まれているのがVersiColoriのジュエリーです。


気になる作品がありましたら、サイズや素材、オーダーについても、お気軽にお問い合わせください。


▶︎公式HPはこちら VersiColori 

▶︎Instagramでは最新の作品や制作風景を紹介しています。Instagram