人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

雨が降っていたので、  
この日は着物で出かけるのをやめるつもりでした。


でもそのあと、空に虹が出て——  
気がついたら、大急ぎで着物を着て家を出ていました。


日本の皆さま、おはようございます。





テニスばかりに興じているような私の毎日ですが、  
先日は久しぶりに着物を着て、カフェに出かけました。


ここのところ寒さがぶり返しているフィレンツェは、  
天候がパッとせず、

雨が降ったらやめようと決めていたのです。


当日も、朝から小雨が降ったり止んだり。

この時点で欠席しようと、  
お誘いいただいた着付けの先生にメッセージを送りました。

着付け教室の生徒さんや、着物好きの方々が集まるカフェに  
「気軽に来てください」と言っていただいていたのですが、  
今回は無理かな、と。


ところが——

雨が上がり、虹が出て、青空が見え始めました。


「やっぱり、参加します!」

と送り直して、  
そこから大急ぎで用意を始めます。


着物を取り出すと、  
たとう紙の中に、母の手書きのメモが挟まっていました。

「鬼しぼちりめん。  
 聡子から薫子へ。」

姉から私へ譲られたことが書かれています。

母の字を見て、  
少しだけ胸がぎゅっとなりました。


でも時間がないので、  
その気持ちはそっと心の奥にしまって、

着付けに取りかかります。


久しぶりにしっかりメイクをして、髪をまとめ、  
着物をさくさくと着ていく。

フィレンツェに来る前は、  
実家の温泉旅館で働いていたので、  
着物を着るのは日常のことでした。


とはいえ、帯だけ少し不安で。

YouTubeでざっとおさらいしてから始めたのですが、  
初めて使う帯で手間取ってしまい…

「あれ?これでよかったんだっけ?」

と何度もやり直すことに。


慌てれば慌てるほど時間は過ぎていき、  
気がつけば、間に合うかどうか微妙な時間に。


それでもなんとか形になったので、  
大急ぎでカフェへ向かいました。


到着すると、  
そこには華やかな着物姿の皆さんが。




その中に加わり、  
まずはカプチーノをいただいて、ほっと一息。




知っている方もいらっしゃいましたが、  
ほとんどは初対面の方ばかり。

フィレンツェに25年近く住んでいても、  
まだまだ出会っていない日本人の方がたくさんいるのだなと、  
新鮮な気持ちになりました。


着物の保管方法の話も興味深くて、

専用のクローゼットを用意されている方や、  
IKEAのラックで一枚ずつ管理されている方など、  
皆さんそれぞれ工夫されていました。


そういえば私の着物は…

帰国のたびに実家から  
「持って行け、持って行け!」と渡され、

気がつけば10枚近くに。


でも保管スペースがなく、  
2つのスーツケースに入れたままなのです。

なんという体たらく…。


今回久しぶりに着物を着たことで、  
まずは全部出して風を通してあげようと思いました。

そして、クローゼットの一段を  
着物のために空けようかと考えています。


少しずつ着る機会を増やして、  
フィレンツェの街で着てあげることで、

眠っていた着物たちも、  
また息を吹き返してくれる気がします。





実はひとつ、やりたいことがあって。

「主人のダンテ講演会に着物で行くこと」

なのですが、  
なんだか少し照れくさくて、まだ実現していません。


いつも時間に追われて、  
結局は洋服を選んでしまう日々。

自転車でフィレンツェの街を東奔西走する毎日から、  
少しずつ卒業していけたらと思っています。

少しずつでもいいから、  
着物を着る時間を増やしていきたい。

眠っている着物たちのために。



着物を着てみて、改めて思いました。

和装に合うアクセサリーって、いいなと。






新作のオルビタリング。  
和装に合わせるのもおすすめです。

インパクトはありながら、  
彫りの輝きと淡水パールで、品よく身につけていただけます。


今日ご紹介した日常や制作の延長線上で、

生まれているのがVersiColoriのジュエリーです。


気になる作品がありましたら、サイズや素材、オーダーについても、お気軽にお問い合わせください。


▶︎公式HPはこちら VersiColori 

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バッキバキに折れ〜!

何を?

心をだよ〜


「ハイキュー」

天童の歌を次女と歌って

気持ちを盛り上げて臨んだ


テニス団体戦3戦目でしたが、


心が折れたのは

敵でなく私でした。



日本の皆さま

おはようございます。



(団体戦初戦メンバー。憧れのキャプテンは真ん中、私の隣)



リーグ戦の第3戦は、キャプテン不在。

またしても人が足りない恐れがあり、

週頭から、クラブ内で実力のあるメンバーに声をかけていた。


強い味方が二人加わり、

これでシングルスは安泰と

ほっと心を撫で下ろす。


その二人のシングルス練習相手になり、

試合前々日、前日と1セットずつプレーして、

アラフィフの私は多少の疲労感を感じていた。


その辺りはこちらのブログに書いています。





筋肉痛が残っていたので、ヨガをしっかりして

お風呂ではマッサージをして

日曜日の最終戦に向かう。



今回加入してくれた二人は強力な助っ人だったが、


相手は中々の強者。


ぱっと見、明らかにこちらの方が上手い!

と思われたのだが、


相手はミスが断然少なかった。


いくらカッコ良いテニスをしたとしても、

ミスが多ければ試合に負ける。


テニスとはそういうもの。


勝てそうだったシングルス第一戦を落とし、第二戦。



こちらは明らかに相手の方が一枚上手。


それをいかに揺さぶるか?にかかっていたが、

スライス多様で対応し、相手のミスを誘うことはできたが、

そこに持っていくまでも一苦労だった。


ストレート負けで完敗。



そしてデジデリアと組んで臨んだダブルス。

今回はこれで団体戦の勝敗が決定するわけではなかったが、


二敗を喫しているからこそ、



われわれだけでも勝利をもぎ取ろう!

と心に決めていた。



相手のベンチには15人くらいの応援がある中、

われわれベンチは誰もいない。


完全アウェイ。




そんな中、しっかり集中していたわれわれは、

良い流れに乗り、

あっという間に第一セットを

6-1で先取。


後半ベンチに戻って来たシングルス勢と、名物コーチ、アルフォンソ。

少し話し、コーチが渡してくれたチョコを一口食べて第二セットへと向かった。



われわれのミスが少しずつ増え始め

最初のゲームを取られ、コートチェンジ。


気楽に構えていたが、

ミスは減らず、

0ー2、0ー3となった時に



あれ?

流れが向こうに行っている!

と感じる。


この時、すでに私は「試合」ではなく

「自分」と戦い始めていたのかもしれない。



ここで冷静になって切り替えられれば良かったが、


心がジタバタし始めた。


決まっていたボレーもミスり始め、

そうなるとポーチに出る勇気も減っていく。


無茶苦茶簡単なボレーもミスり。


愕然。


0-6で第二セットを落とす。



第三セットはタイブレーク。


心の切り替えが重要。


第二セットを引きずらないというのは無理!だが、


それでも立ち直る。


ただ、終始相手が1ポイントリードの状態だった。



ここで痛恨のダブルフォルト。


この日一度もなかったのに、

タイブレークでやってしまうとは‼️

通常のゲームでのダブルフォルトとは重さが全く違う。



この後の盛り返しも届かず、

結果、5-7

でタイブレークを落としてダブルスも敗戦。



完全に自己嫌悪に陥る試合内容だった。


私の急下降が敗因だと思う。



アラフィフなのに試合前日、前々日とテニスをし過ぎたことも

第二セットになって足が動かなくなった原因だとは思うが、


完全にメンタルの方が大きい。


地に足がついていない感じだった。



勝っても負けても、テニス後のビールを欠かさないわれわれだが、


さすがにそんな気持ちにはならなかった。



キャプテンに申し訳ないのと、

この日はテニスをやめたくなった。



全くもって、子供じみているが、

抜け殻状態で帰宅する。



午前中やりかけていた作業を続けられたら!

と出がけには思っていたが、


そんな状態ではなかった。



立ち直るには時間を要する。


悔しさと無力感に

打ちひしがれながらも



その感情と切り離して、

敗戦理由をノートに書き出す。


書いていくうちに見えて来たもの。




技術云々ではなく、


①前日は休むこと。


②うまく行っている時は、セット間にあれこれおしゃべりせず、

そのままの集中力で次のセットへ向かうこと。


(これはまさに今年初めにイタリア語で読んだ「インナーゲーム」で触れられていたこと。

自分の中の自我が顔をもたげると、うまく行っていたことが空回りし始める。)




全ては頭の中で起きていることだったが、

パニックになった時の自分の声は、


どうして?

何がダメ?

おかしい?


など何の解決にもならないネガティブな言葉ばかり。




③やっていることをただ、観察する。批判せずに!



流れが相手に行きそうになった時に、

③に立ち戻れていたら、


自虐的な感情ではなく、

第一セットでできていた

相手のスキを見つける余裕が取り戻せたはずだった。



粉々に打ち砕かれたけれど

この敗戦は、強くなるための一歩。


そう考えると

苦々しさと落胆を

しっかりと味わうことにも

意味が感じられる。



そして、心も身体も弱っていても

また月曜朝一のレッスンへと

気持ちを切り替えて向かうべし。



さあ、そして折れた心を

ハートリングで、静かに立て直おそう!



ハートリング 925シルバー ジルコン西洋彫り



今日ご紹介した日常や制作の延長線上で、

生まれているのがVersiColoriのジュエリーです。


気になる作品がありましたら、サイズや素材、オーダーについても、お気軽にお問い合わせください。


▶︎公式HPはこちら VersiColori 

▶︎Instagramでは最新の作品や制作風景を紹介しています。Instagram


 





試合当日なのに、まさかの筋肉痛スタートです。

日本の皆さま、おはようございます。




本日はテニスの試合当日。  
……なのですが、練習し過ぎで身体が痛い。


アラフィフなので、本来は試合前日はテニスはせず、ストレッチだけで整えるつもりでした。

ところがコーチからのメッセージで、前日もコートへ。




他のメンバーがシングルスに出場するため、その練習相手として呼ばれました。  
やんわりお断りしたものの、「来て!」の一言で結局参加。


その結果、二日間しっかりシングルスの試合形式をこなし——

迎えた本番は、しっかり筋肉痛。  
……とほほ、な状態です。


とはいえ今回はダブルス。  
多少動きが鈍くても、若いデジでリアがカバーしてくれるはず……と、少し期待しています。




さて、そんなテニス漬けの毎日の合間に、主人と一緒に友人の出演する演劇公演へ。




演目は「オルフェウスとエウリュディケ」。

素人の舞台とは思えないほどのクオリティに、ただただ驚かされました。

クラシックのサロンコンサートなどでも感じていたことですが、  
新しい人材を見つけ、支え、育てる——

そんな「文化を支える土壌」がヨーロッパにはしっかり根付いているように思います。

演劇もまた同じ。  
その奥深さに、ますます興味が湧いてきました。

こうして主人の誘いに乗ることで、スポーツと文化、  
身体と心のバランスを取る日々。

どちらも大切にしながら、フットワーク軽く過ごしていきたいものです。



そして本業の彫金も、こつこつと。






現在は新作のハートモチーフを製作中です。







片面には石をセッティングし、もう片側には手彫りを施すデザイン。  
鏡面と彫りのコントラストで、キラキラ感もぐっと引き立ちます。


大人の指先に、キュートさとクールさを。


ピアスやペンダントトップも、ただいま制作中です。  
気になる方は、どうぞお気軽にメッセージくださいね。


夏の個展前販売も承っております。

身体も心も整えながら、日々を楽しんでいきたいと思います。




 

海外制作ですが、日本語で対応しています。

サイズ感や着け心地など、

気になることがあれば遠慮なくご相談ください。


▶︎ 公式HP VersiColori 

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