ベルジーPIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

昨年辺りから8月のブログの更新はお休みしているのだが・・・

これには理由がある。

 

 

まぁ、簡単な話なのだが・・・

ポイントが混んでいる。

 

 

これに尽きる。

 

 

日頃、ひと気の無いポイントでサーフィンをしているせいからか?

 

 

人混みのポイントでサーフィンをするのは少々気が引ける・・・

海に行かない・・・

結果、ブログの更新が止まる・・・

と云った感じである。

 

 

しかし、今年に関してはボード探しの経緯から6月後半から7月後半までお休みをしていた為、8月は綴って行けたらと思っているのでお付き合い頂ければ嬉しい限りである。

 

 

さて、前回の更新で灼熱下の中引っ張り出した1本サーフボード・・・

これまでにも何度も綴って来たが、そのボードはサーファーズのオーナーである矢作さんから託されたボードである。

 

 

本日はそんなボードをご紹介したいと思う。

 

 

こちらである。

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こちらのボード・・・

生前、矢作さんが幾度かメディアに露出していた事もあり、認知されている方も多いかと思うがデイル・ベルジーがハップ・ジェイコブスと袂を分けた後に削り上げたボードである。

 

 

故に、レーベルはご覧の通りである。

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時代背景的にこのボードがPIGである事は云うまでも無いが、晩年にベルジーが削り上げているPIGとはアウトラインが大きく異なっているのが判る。

 

 

そう・・・

晩年のベルジーのラインナップに例えるなら?ニュートラディッショナルが近いかも知れない。

 

 

久しぶりに対面したこのボード・・・

隅々まで目を配ると面白い事が判る。

 

 

例えば、この時代のベルジーのボードには珍しく、フィンが最後尾に着いている事だ。

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ベルジーのヴィンテージはバルサも含め数本所有しているのが、そのどれもが「やや前方」にフィンが装着されているので俺的には新鮮なボードに感じた。

 

 

フィンの着け位置には色々な噂がある様で・・・

入念に計算された位置に着けている説もあれば、適当に着けている説も存在する。

 

 

モダンPIGを削り上げているシェイパーの中にはフィンを最後尾に装着する拘りを持つ者も多く存在するが、きっと彼らはこのボードと同様のボードから多分に影響を受けたのではないだろうか?

 

 

さて、ざっとではあるが全容をクローズアップしてみたが、実はこのボードには様々な浪漫が隠されているだが・・・

次回の更新ではその浪漫の紐解きたいと思っているので、引き続きお付き合い頂ければ嬉しい限りである。

 

 

Keep Surfing