Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

あのハンク・バイザックから「俺にも出来る事があれば云ってくれ!」と云われたら・・・

余りに咄嗟の出来事だったので少々困惑したが、そこはメールでやり取りである。

 

 

困惑と興奮が葛藤しながらも冷静に採り込む事が出来たので、俺は予てから想い描いていた事を彼に頼んでみた・・・

「ねぇ、ハンクさん、だったら俺にボードを削ってくれないか?」と。

 

 

「どんなボードが良いんだ?PIGか?」と、ハンクさんは流石に俺の好みを解っていたのか?彼からPIGのワードが飛び込んで来た。

 

「そうそう、ハンクさんにずっとPIGを削って欲しかったんだよ」

「でも、あなたはPIGが好きじゃないでしょう?」と返すと・・・

 

「あぁ、俺はPIGは余り好きじゃないな。機動性が悪いPIGを好き好んで乗るなんて・・・」と急に「「Hank the Crank」になってしまったのだ。

 

 

俺は遮る様に「だからこそ、あなたに削ってもらいたいんだよ」、「PIGのデメリットを熟知しているあなたのPIGに乗りたいんだ」と告げると・・・

彼は「じゃぁ、全部俺に任せてくれるか?多分、君の好みのPIGにはならないぞ」とも。

 

 

そして、メールでの会話が弾む中、禁断のボードにも触れてみたのだ。

「ねぇ、ハンクさん、もう1本削って欲しいボードがあるんだよ」、「Da Catoを削って欲しいんだ」と伝えると・・・

 

 

彼は「Da Catoか、随分と久しぶりだなぁ」、「解った削ってあげるよ」、「ただし、『今回』はノール家の許可が取れないだろうからノールのディケールは無しだぞ」と・・・

 

 

そう、彼は認めたのだ。

公にされていなかった「Limited・Da Cat」の事を。

 

 

そして、ボードのスペックや色などをサーファーズに伝えオーダーをしたのだが・・・

周知通り、サーファーズが閉店した事によって話は流れてしまった。

 

 

俺の中で壮大な計画だったハンク・バイザックシェイプのPIGとDa Catが泡と消えてしまったが、ハンク・バイザックのボードは他にもある。

 

 

これは職場の応接室に飾っているボードなのだが・・・

ハンクさんがハンセンサーフボードのヘッドシェイパーを努めていた時の削ったボードである。

マイク・ドイルがハンセンのライダーをしていた時のシグネチャーの復刻モデルで、グレッグノールのDa Cato同様にリミテッドでリリースされたボードである。

機会が無く、これまでブログには紹介した事が無かったが、こうしてハンクさんの事を綴っていると・・・

このボードが真っ先に頭に浮かんで来るから不思議なものである。

image

彼の様な偉大なレジェンドが旅立つ時にはいつも思う・・・

「俺だって、もう良い歳だなんだか、これは仕方がない事なんだよな」ってね。

 

 

しかし、自分がロングボードにのめり込んだ時に多大な影響を与えてくれたシェイパーが逝ってしまうのは寂しい限りである。

 

 

ハンク・バイザックのご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

 

R.I.P