面白いものでヴィンテージPIGと云うと1950年代後半から1960年代半ばまで存在する。
ポップアウトも含めると1960年代後半まで存在するのだからヴィンテージPIGは10年以上に渡って存在している事になる。
そして、そのヴィンテージPIGはバルサから始まり、フォームへと変わり、晩期にはアッシュテールを伴ったPIG等も存在するのだから様々なモノが存在するジャンルのボードでもある。
デーブスィートやホビーがフォームのPIGをリリースし始めたフォームボードの黎明期・・・
まだ、多くのシェイパーがバルサを削っており、フォームとバルサが混同していた時代があった。
勿論、その時代のボードはPIGしか存在しなかったのでPIGが絶大な存在感を誇っていたボードであった事も判る。
しかし、チップとなると少々話が変って来る。
何故なら、チップにはバルサしか存在していなかったからである。
これに関してはカリフォルニアのコレクター達ともディスカッションを試みたところイレギュラーは無い様なのでジーン・クーパーの「カリフォリニアでも殆ど見掛けない」の一言には重さを感ざる得ない。
さて、そんなチップだが・・・
先週も綴った様に購入動機は「ヴィンテージのバルサが欲しかった」に過ぎない。
贅沢な話だが、バルサのボードを有し続けると「オリジナルはどうなのであろうか?」と頭を過るから不思議なものである。
例えば、バルサの質感はどうのか?
重さはどうなのか?
数えあげたら切りが無い。
また、この時代のサーフボードがロングボードの現在の規定から外れる8ftが主流であった事もヴィンテージチップに触れて初めて知り得た事である。
そんなヴィンテージバルサを入手すべく知人の伝手を借り、オーナとなった訳だが入手当時には気付かなかった事が今になって気付くのだから、これもまた不思議なな話である。
次回の更新では、ご覧のハーフムーンを始め、様々な視点でヴィンテージチップを紹介したいと思う。
さて、12月に入ったと云事2024年のブログも本日が最後となります。
今年はプライベートが多忙であった事から更新が儘ならなかったが、あくまでも営利目的ではなく趣味として綴っているのでご理解頂けると有難いです。
皆様にとって2025年が素晴らしい年になる事を切に願っております。
どうぞ良い年をお迎えください。
Keep Sirfing!!!!