チップからPIGへ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

真夏のサーフィンは好きではないが、夏特有の日の長さは好きである。

 

 

ビーチに出向く日の朝は4時半に起床・・・

支度を終え、ビーチには5時半に到着する。

 

 

こんな事が出来るのも夏だからこそである。

 

 

前日にグリーク・フル・カスタムのチップを堪能し、チップへの良いイメージを持ちつつ早々にビーチへと向かった。

 

 

車に積んでいるのは待望のランスカーソンのマリブチップである。

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車からボードを下ろし、改めてボードを見つめ直す。

このテールがどの様な恩恵を齎せてくれるのだろうか?

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このフィンはどの様に機能してくれるのだろうか?

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思った以上にスレンダーなアウトラインは俺での技量で事足りるのだろうか?

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期待と不安を胸に抱き、いざ、ビーチへ!

そして、待望のファーストタッチ。

 

 

・・・

・・・

 

 

うーん、波は悪くないのだが、何かが違う。

何かとは前日のグリーク・フル・カスタムのチップの事である。

 

 

毎度の事乍ら、技量と云ってしまえばそれまでであるが・・・

波に置いて行かれてしまう。

 

 

そして、悪戦苦闘する事暫し・・・

どうやら、このボード、思った以上にノーズに浮力がある様だ。

故に、PIGの様にテール寄りにポジションを置くとノーズが浮いてしまう様である。

 

 

なるほど・・・

確かに、このアウトラインは永遠の初級者の俺には曲者である。

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しかし、コツさえ掴んでしまうと、それまでの悪戦苦闘が嘘の様に略略波をキャッチしてくれるではないか。

同じボードに乗り続けるという事の大切さの重要性が身に染みた次第である。

 

 

波さえキャッチ出来れば後は・・・

しかし、これはPIGではなくチップである。

 

 

しかも、元祖マリブチップと謳われているランスカーソンのマリブチップ・・・

タイラーのFチップの時もそうだったがノーズが異様に重く、PIGの様な取り回しが出来ない。

 

 

なるほど・・・

今更だがチップからPIGが誕生した経緯が解った様な気がする。

そして、当時の歴戦のサーファー達がチップでは描けなかったマニューバーをPIGで描ける様になったのも解った気がする。

 

 

この日帯同してくれた友人がダベンポートのPIGを持ち込んでいたので途中でボードを交換したが、やはり、PIGは乗り易い。

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同じ様なハーフムーンを纏っていながらも、こうも違うものかと思った程である。

 

 

俺の技量でチップを堪能するにはPIG同様に向き合わなくては無理そうである。

ならば、暫くはPIGを封印してチップをメインにするのもアリかも知れない。

 

 

Keep Surfing!!!!