ランスのチップに乗る筈だった休日の海・・・
ワックスを塗り忘れという失態から急遽手に取ったのがグリーク・フル・カスタムのチップである。
数年前に乗った時には全く乗りこなす事が出来ず少々トラウマとなっていたが、この日は波の状態も良く「ひょっとしたら今日は行けるかも?」と妙な期待が込み上げ、いざ、テイクオフ・・・
軽快なテイクオフと同時に過ったのが「あれ?こんなにスムーズなテイクオフが出来たっけ?」であった。
そして、ボトムターンを試みるとジーン・クーパーお手製のフィンがシッカリと機能している事を感じられた。
「うーん?おかしいぞ?全然乗り易いじゃないか?」と、また一人で呟く有様だった。
「サーフボードは一度乗ったきりじゃ理解できない」と云われる事が多々あるが、正にそんな感じの此度のライドであった。
この日は帯同してくれた友人もチップを持参していた事もあり、途中途中でボードを入れ替え各々のチップと乗り比べ有意義な時間を過ごす事が出来た。
チップが2本揃う事などPIG以上に稀な事なので対比してみた。
左はビングのチップ。
右はグリーク・フル・カスタムのチップ。
チップ故に、そのアウトラインは独特の形状となっているが、2本慣れべてみるとビングチップの方がワイドな仕様である事が判る。
実際に、乗ってみたが非常に安定感があり、「初めてチップを!」と云う者には間違いなくビングの方が良いのではないだろうか?
そして、こんな一葉も収めてみた。
この一葉・・・
やはり、目に留まるのがハーフムーンである。
ビングのチップには伝統的なベルジータイプのハーフムーンが施されている一方で、グリーク・フル・カスタムのにはジーン・クーパーのハーフムーンが施されている。
草むらからハーフムーンが覗く描写・・・
こんな些細な事を楽しめるのも、この手のボードの面白い所ではないだろうか?
この日はタップリと2時間半もチップを堪能できたので、ここまでとしよう。
さて、待望していたランスカーソンのマリブチップだが・・・
実は、翌日も海に繰り出す予定となっているので、帰宅後は早々にランスのチップにワックスを施し備えるとしよう。
Keep Surfing!!!!!