久しぶりのチップ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

8月の暑い日だった・・・

スマートフォンに一通のメールが届いた。

 

 

メールには「久しぶりにやりましょう!」との友人から誘いだった。

あれやこれやとメールでやり取りし、「じゃぁ、当日はあのボードでやりましょう」と決まった。

 

 

そのボードこそが、先日も触れたランスカーソンのマリブチップである。

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約束の日まで多少の時間があったので、ボードを引っ張り出し、ワックスアップを済ませ・・・

そして、迎えた当日。

 

 

ガレージにからボードを選別していると・・・

あろう事か?ランスのチップにはワックスが塗られていなかった。

 

 

「あっれ?確か塗った様な・・・」と、呟くも出掛にバタバタしても仕方がない。

ならばと、手にしたボードを車に積み込み、いざ、ビーチへ!

 

 

ビーチに着くと既に友人がスタンバイしていた。

 

 

「ランス持って来たんですか?」と早速尋ねられたが・・・

「いや、ワックスを塗っていなかった様で、咄嗟にコレを持って来てしまったよ」と、車から引っ張り出したのがコレである。

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チップであるが、これはアダム・ダベンポートの友人であるニコラス・エリオパウロスがシェイプするグリーク・フル・カスタムのチップである。

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このチップはランス・カーソンから直接指導を受けて、ニコラス・エリオパウロスこと、ニックが削り上げた人生の初のマリブチップで、その製作にはジーン・クーパーも携わっているボードである。

 

 

チップならではの幅広いテール・・・

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そして、直線的なアウトラインはランス・カーソンのイズムがムンムンと伝わって来る様である。

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また、ハーフムーンにはジーン・クーパーのPIGに用いられているフィンをチップ用に落とし込んで採り入れられている。

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因みに、ラミネートはアダム・ダベンポートが担当しており、ランス・カーソン、ジーン・クーパーを交えた面々がニックを支えて創り上げたボードでもある。

 

 

故に、ランスやクーパーのボードではお馴染みの2インチのバルサストリンガーが用いれらていたり・・・

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デッドフラットのオマケが施された少々癖のあるチップとなっていたりする。

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その癖の影響なのか?

以前、このボードに乗った時には非常に苦戦を強いられた事から長い間い乗らず仕舞いであったが、果たして、今コレに乗ったらどうなのであろうか?

 

 

前回同様に揉まれて終わるのか?

たまたま楽しい時間を共に過ごせるのか?

期待と不安を胸に、いざ、海へ!

 

 

Keep Surfing!!!!