ソリッド | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

バーチャルとは良く云ったものである・・・

 

 

毎度の口癖になってしまっているが、昨今のSNSの台頭によってヴィンテージを有していなくとも今は誰もが熱く語る事が出来る世の中である。

 

 

検索キーワードを辿りながら多くの情報、画像を集めてしまえば恰もそれらが自身の所有物かの様な体感さえ得られるのだから凄い時代である。

 

 

しかし、実際には画像やネット上の情報だけではヴィンテージの魅力は体感する事は到底無理な事で、冒頭のバーチャルなる用語が飛び交うのであろうが、ネットが浸透していなかった時代はそうも行かない。

 

 

これまで数回ほど綴って来たベルジー&ジェイコブスのバルサに至っては、これまで有していたバルサとは様々な点で驚きと発見が詰まっていたからである。

 

 

今回のバルサを紹介する前に昨年から始めて入手したバルサとしてベルジー、そして、2本目のバルサとしてジェイコブスを紹介して来たが、今回のバルサは自身3本目にとなるボードである。

 

 

既に2本のバルサを有していた事もあり、俺の中ではある程度はバルサの「いろは・・・」なるものは理解していたつもりだが、それまでのバルサと3本目のバルサが大きく異なる事を知る事になる。

 

 

それが・・・

ソリッドというキーワードである。

 

 

今でもそうかも知れないが、あの時代はヴィンテージバルサを細部まで拝む事などは非常に困難な事であって、サーフィン雑誌で紹介される写真が唯一の情報源であった。

故に、バルサの組み木の構成もどの様になっているかは解る筈も無く、初めてソリッドの構成を見た時には声が出ない程の衝撃を受けた次第である。

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溜息を付きながらバルサを眺めていると・・・

店主が「昔のバルサボードはみんなこうなんだよ」と教えてくれた。

 

 

また、「今ではバルサは高価だから豪華さを兼ね備えていないと駄目なのでレッドウッドを部分的に用いる事もあるんだよ」とも付け加えてくれた。

 

 

この一言で今まで点と点しか理解出来ていなかったバルサが線で繋がり始めた様な気がした。

そして、それは後に入手する2本のヴィンテージバルサで1本の線として理解出来る様になるのだが、それらの紹介はひと先ず置いておいて、まずは次週の更新でこのバルサを熱く紹介してみたいと思う。

 

 

Keep Surfing!!!!