今は休刊となっているロングボード専門誌のNALU・・・
このマガジンでは様々な事を学ばせてもらった。
勿論、彼是30年近く前の情報もあるのでSNSが普及した現代においては「ちょっと違う?」なんて事も記載されている事が多々あるのだが、それでも冒頭に触れた様にNALUには多くの事を学ばせてもらった。
俺がロングボード・・・
いや、クラシカルボードにのめり込んで行ったのは開業間もなかったシーコングやサーファーズの影響も多々あるが、やはり、NALUの存在は大きかったと思う。
そんな、当時のNALUにはデイル・ベルジーやハップ・ジェイコブスの記事が盛んに掲載されていた。
そこには彼らがどんな経緯でサーフボードと向き合って来たのか?
どの様な経緯でサーフィン業界を去ったのか?
そして、戻って来たのか?
特集が組まれる度に心が躍った。
勿論、それらの特集の中には彼らがどの様な経緯でコンビを組んだのか?
そして、袂を分けたのか?
そんな出来事も紹介されていた。
ベルジーとジェイコブスがコンビを組み始めたのは時代のサーフボードはバルサを主とするウッドボード全盛期の頃である。
当時の彼らはチップと云うボードを主に削っており、絶えず時計の針を気にしていたそうである。
とにかく、オーダーを熟し、そして、時間が来ればチップを抱え波乗りを堪能して再びシェイプに戻る・・・
彼等がバルサと向き合っていた時代の逸話である。
VELZY&JACOBS・・・
このディケールの最大の功績は後の時代を担うスーパースターが彼らの下に集結していた事ではなかろうか?
リアルレジェンドと称されるシェイパー、ラミネーター、サーファーを世に送り出し、そして、その過程で誕生したのがPIGである。
しかし、彼らの下に集っていた若き精鋭達の成長とPIGの普及を見届けたのかの様に1959年に彼らは袂を分けてしまう。
そんな、伝説のサーフボードレーベルであるVELZY&JACOBSが一時的に復活を遂げたのが今から四半世紀前である。
某ネットオークションで高額で販売されたいたベルジーのバルサを尻目に「俺だったらもっと凄いボードをもっとリーズナブル出せる」とばかりの店主の男気溢れる思いで復活を遂げた伝説のバルサ。
次回の更新では、その辺りを綴ってみたいと思う。
Keep Surfing!!!!!