これも乗ってしまおうか? | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

夏よりも冬のサーフィンを好むサーファーは意外に多い様だ。

 

 

勿論、海水が冷たい、北風が厳しい等の問題点もあるのだが・・・

やはり、空いている。

これが冬のサーフィンを好む最大の理由ではなかろうか?

 

 

俺が通っている早朝のポイントも同様でひと気は全くない。

故に、自分のペースでサーフィンが楽しめる訳だ。

 

 

そんな、ひと気の無い冬のビーチだからこそ持ち込めるのが今回のお題のボード・・・

バルサだ。

 

 

バルサは、その重量からひと度走り出すと俺の技量では収拾が付かなくなってしまう事が多々ある。

そんなボードを人混みの多い海に持ち込む事など到底できる訳も無く、自ずと冬に出番が多くなる次第である。

 

 

この数年は、冬になると自称「バルサ解禁シーズン」と称し、序盤では幾度か身体を預けた馴染みのあるバルサからスタートし、回数を増す毎に「未だに乗った事のないバルサ」の進水式を敢行するのが習いとなっている。

 

 

「どうせなら乗ってしまおう!」と事で、この数年間で何本かのバルサを下ろして来たが、今シーズンはちょっと色気のあるバルサを下ろしてみたいとガレージから引っ張り出してみた。

 

 

そのバルサは今から四半世紀近く前に頻繁に通っていたショップから声を掛けて頂き入手に至ったのだが、そのバルサのリリースの経緯が妙に「男気」溢れていて今でも大切にしているボードである。

 

 

四半世紀前・・・

ちょうど、その頃からか?

インターネットが普及し始めた。

 

 

勿論、その頃はスマートフォン等は存在していなかったのでインターネットはパソコンを有する一部のモノしか触れられない世界であった。

そして、それに沿う様に某オークションがスタートした。

 

 

その中でデイル・ベルジーのバルサが1本出品されていたのだが、そこには自身のバルサを売りたいが余りにベルジー代理店であるショップの誹謗中傷がオブラートに包んだかの様な言葉で書き綴られていた。

 

 

今のご時世であればオブラートに包んだとは云え、完全にOUTな文面が綴られていたのだが、あの時代はショップもそれに対応する術も無かったのだろう。

しかし、そのショップオーナーは誹謗中傷にもめげず、ある1本のバルサを企画したのだ。

 

 

俺が知る限り、そのバルサがリリースされたのは後にも先にもその時だけだったと記憶している。

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VELZY & JACOBS・・・

次回の更新では、このボードの事を少しだけ綴ってみたいと思う。

 

 

Keep Surfing!!!!!