ダノーのマリブチップ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

真夏のサーフィンは余り好きではない・・・

こんな事を思うサーファー意外と多いのではないだろうか?

少なくとも俺はその中の一人である。

 

 

理由は簡単・・・

何処も彼処も必要以上に混んでいるからである。

 

 

冬から春に通い詰めたポイントには多くのサーファーが波を取り合っていた。

決して、波質は悪くはないが「この人混みでは・・・」と思うとボードにワックスを施すにも心が躍らない。

 

 

そんな想いから夏に限ってと云う訳ではないが、人混みを搔き分けたくなると向かうポイントがある。

 

 

そこは自宅から40分も掛からない距離で、略直進上にあるポイントだ。

しかし、ここは外洋のパワーを一気に受けてしまうのでクラシカルなロングボードには余り適さないポイントである。

 

 

そんなポイントに向かうべく、4時半起きてに愛車にボードを突っ込み車を走らせると5時半には既にアウトで波待ちをしていられる環境が待っている。

 

 

相変わらず、ここは人の気配が全くないポイントである。

時折、釣り人を見ける程度である。

 

 

この日のは海面はフラットながらサイズがソコソコあり、ビーチから見る限りでは胸近くはありそうだ。

しかも、多少ホレ気味?そして、速そうと来ている・・・

ひょっとしたらボードのセレクトを間違ったかも知れない?

 

 

と云うのも、この日のセレクトしたボードがコレだったからである。

ダノーのマリブチップ。

 

 

PIGをより探求したく敢えて封印していたのだが、タイラーのバルサ&フォームチップに引っ張り出した事によって妙に恋しくなり数年振りにワックスアップに至ったボードである。

 

 

ダノーのボードはノーズ及びテールに適度にロッカーがあるので多少のホレ気味であれば対応出来る筈だが、こればかりは実際に海に入ってみたいと判らない。

更には、パワーがありそうな速めの波にハーフムーンが反応できるだろうか?

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ボードを小脇抱えてアウトに向かうと思っていた以上にホレ気味の波質である事が判った。

 

 

己の技量やボードのセレクトを考えると更にアウトへ・・・

うねりから波をキャッチした方が良さそうである。

 

 

幸いにも、このチップには幅広いテールを兼ね添えているのでうねりからのビハインドも苦にはならなそうである。

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そして、久しぶりのライド・・・

タイラーのチップである程度は想像出来ていたが、やはり、ダノーのチップはタイラーのモノは全く別物である。

チップと云うよりも寧ろPIGに近い感じのライド感である。

 

 

余りの軽快感故にチップである事を忘れてしまった程である。

 

 

気が付けばかなりの時が流れており、海上から見える駐車場には数台の車が並び始めていた。

 

 

「そろそろ頃合いかな?」と海から上がると変わる様にミッドレングス&ショートボードを抱えたサーファーが小走りに海に向かっていた。

 

 

ボードをビーチに置き去りして帰り支度の最中に時計に目を向けると針は7時半を指していた・・・

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「まだ、7時半かぁ・・・」

これだと9時前には家に着いてしまう。

 

 

さて、この後は何をしようか?

家内とのランチまでは充分に時間はある。

映画でも観て時を稼ごうか?

それとも来週に備えてボードセレクトでもしてみようか?

 

 

ダノーのボード、そして、海に感謝をしてポイントを跡にしたのが、帰路の車中では早くも来週のセレクトで頭がいっぱいになってしまった。

 

 

Keep Surfing!!!!!