ワックスアップしてから随分と時間が経過してしまったが、先日、久しぶりにベルジーのボードに身を預けてみた。
こちらのボードである。
こちらは以前も紹介した通り、両国に在ったチャンズがデイル・ベルジーにオーダーしたモダンクラシックであるのだが・・・
このボード、ただのモダンクラシックに非ず。
なんと、その長さは10.6ftもあるのだ!
10.6ft・・・
確かに、長いと云えば長いが、これまでにもロジャーを始め、ランス、ダノー、ヒンソン、スキップ等の長いボードに触れて来たので「テイクオフが速く、グライド感を満喫できるボード」くらいに高を括っていた。
そう、それはまるで初めて身を預けるボードの様な感覚であった。
それもその筈、前回このボードに身を預けたのは大凡四半世紀前である事から「どんなボードだった?」と自分でも感覚は一切残っていない。
だからこそ、高を括っていたのであろう。
さて、このボードはボックス仕様であるが故に、セレクトするフィンも非常に困難を極めた。
レイクフィンを選べば大抵の事は済みそうだが、折角のベルジーである。
ここは敢えて、「こんなフィンをチョイスするのも面白いだろう!」とフロースルーフィンにしてみた。
うん、見栄えは悪くない・・・
しかし、このフィンがこのボードに合うのか?
まぁ、それは乗ってみればわかる事である。
そして、巨大なボードを小脇に抱え、いざ海へ!
小脇に抱えてみて最初のインパクトは、兎に角、幅が広い!
「こんなに広かったかな?」と四半世紀前を回想したくなる程であった。
そして、テイクオフ!
やはり、速い!
予想以上にテイクオフは速い。
しかし、この日は幾分ダンパー気味の波質であった事から・・・
刺さる、刺さる!
何でこんなに刺さるんだ?
技量と云ってしまえばそれまでだが、海から上がってロッカー具合を確認してみると思った以上にフラットではないか!
デッドフラットには慣れているつもりので、この程度のロッカーであれば問題ない筈のだが・・・
流石に10.6ftともなると影響してくるのであろうか?
そう云えば、ボビーの12ftのPigはビンテージありながらもノーズロッカーが非常に効いていた・・・
なるほど、長いボードであればある程度ロッカーが効いていないと波質に対応できない事云う事なのであろうか?
しかし、そんな事を思考しながら苦闘しているとボードに身体が慣れて来るから不思議なもである。
さっきまで刺さりまくっていたノーズが全く気にならない。
今更だが、やはり、1本のサーフボードとはある程度時間を積重ねて行かないとフィーリングを楽しめないのであろう。
兎にも角にも、コイツにはもう少し乗ってみてたいと思ったのだが、如何せん、この時期は人が多すぎるので続きは初秋にしたいと思う。
Keep Surfing!!!!!