まるでグライダー! | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

ワックスアップしてから随分と時間が経過してしまったが、先日、久しぶりにベルジーのボードに身を預けてみた。

 

 

こちらのボードである。

こちらは以前も紹介した通り、両国に在ったチャンズがデイル・ベルジーにオーダーしたモダンクラシックであるのだが・・・

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このボード、ただのモダンクラシックに非ず。

なんと、その長さは10.6ftもあるのだ!

 

 

10.6ft・・・

確かに、長いと云えば長いが、これまでにもロジャーを始め、ランス、ダノー、ヒンソン、スキップ等の長いボードに触れて来たので「テイクオフが速く、グライド感を満喫できるボード」くらいに高を括っていた。

 

 

そう、それはまるで初めて身を預けるボードの様な感覚であった。

それもその筈、前回このボードに身を預けたのは大凡四半世紀前である事から「どんなボードだった?」と自分でも感覚は一切残っていない。

 

 

だからこそ、高を括っていたのであろう。

 

 

さて、このボードはボックス仕様であるが故に、セレクトするフィンも非常に困難を極めた。

レイクフィンを選べば大抵の事は済みそうだが、折角のベルジーである。

ここは敢えて、「こんなフィンをチョイスするのも面白いだろう!」とフロースルーフィンにしてみた。

うん、見栄えは悪くない・・・

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しかし、このフィンがこのボードに合うのか?

まぁ、それは乗ってみればわかる事である。

 

 

そして、巨大なボードを小脇に抱え、いざ海へ!

 

 

小脇に抱えてみて最初のインパクトは、兎に角、幅が広い!

「こんなに広かったかな?」と四半世紀前を回想したくなる程であった。

 

 

そして、テイクオフ!

 

 

やはり、速い!

予想以上にテイクオフは速い。

 

 

しかし、この日は幾分ダンパー気味の波質であった事から・・・

刺さる、刺さる!

何でこんなに刺さるんだ?

技量と云ってしまえばそれまでだが、海から上がってロッカー具合を確認してみると思った以上にフラットではないか!

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デッドフラットには慣れているつもりので、この程度のロッカーであれば問題ない筈のだが・・・

流石に10.6ftともなると影響してくるのであろうか?

 

 

そう云えば、ボビーの12ftのPigはビンテージありながらもノーズロッカーが非常に効いていた・・・

なるほど、長いボードであればある程度ロッカーが効いていないと波質に対応できない事云う事なのであろうか?

 

 

しかし、そんな事を思考しながら苦闘しているとボードに身体が慣れて来るから不思議なもである。

さっきまで刺さりまくっていたノーズが全く気にならない。

 

 

今更だが、やはり、1本のサーフボードとはある程度時間を積重ねて行かないとフィーリングを楽しめないのであろう。

 

 

兎にも角にも、コイツにはもう少し乗ってみてたいと思ったのだが、如何せん、この時期は人が多すぎるので続きは初秋にしたいと思う。

 

 

Keep Surfing!!!!!