CONのヴィンテージPIG! | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

デューイウェーバーのヴィンテージPIGの体感に関しては先週の更新で綴った訳だが、実はその後に事もあろう事に?ノーズライダーに乗ってしまったのだ。

 

 

別にノーズライダーが駄目な訳ではない、ただ、ひとたび乗り易いボードに身体を預けてしまうとヴィンテージに乗るのが億劫になってしまうのだ。

上中級者にとってはオーバーに云い回しかも知れないが永遠の初級者である俺にとっては結構な問題である。

 

 

しかし、ワックスアップを済ませてビーチを待ちわびているボードの事を思うと、そうも云ってはいられない。

なんせ、ガレージから「早く海水を浴びさせろ!」と連呼して来るのだから・・・

 

 

そんな訳で、この日に引っ張り出したのは待望の末入手したコレである。

待望し続け、入手したCONのヴィンテージPIGである。
 
 
ワックスを塗り、小脇に抱えレールに手を添えると、やはり、間にノーズライダーに乗ってしまったせいか?妙に重く、太く、巨大に感じる。
 
 
折角、ウェーバーPIGでヴィンテージ感触を身体に浸透させたのに・・・と邪念が過ったがひとたびボードを海水に浸けると嘘の様に頭の中が晴れ渡り、気が付けばアウトで波待ちをしている自分が居た。
 
 
この日は膝腿程度の波ではあったが、海面はフラット、ヴィンテージPIGには丁度良い加減の波質だ。
 
 
さぁ、どんなサーフィンを楽しませてくれるのか?
ファーストタッチならぬファーストテイクオフ!
 
 
ボトムがロール形状になっている事もあり、少しふらついてのテイクオフとなったが・・・
思った以上に速い!
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テイクオフが遅い俺が「速い」と体感出来るくらいなのだから、ヴィンテージPIGの中では格段に速いのではいだろか?
 
 
これは楽しいぞ!
ウェーバーのヴィンテージも楽しかったが、このCONもそれを凌ぐ楽しさがありそうだ。
 
 
そんな事を思いながらボトムターンを試みる・・・
すると、見事に弾かれてしまった!
 
 
一瞬、何がどうなったのかが理解できなかった。
 
 
自分が永遠の初級者である事は充分に理解している。
しかし、それでもある程度はヴィンテージPIGを乗って来た身である。
これまでの感覚でボトムターンくらいは出来る筈。
 
 
なのに何故?
 
 
タイミングが合わなかったのか?
はたまた波が?
いやいや、俺に問題が・・・
しかし、それが何なのかは解らない。
 
 
そして、再びボトムターンを決行!
 
 
結果は同じである。
再び弾かれてしまった。
 
 
若しかしたら・・・
このPIGは今までは一番難しいかも?
と、改めてハーフムーンと向き合うと、その異様な大きさに今更ながら気づかされた。
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人は何でも傍のせいにしがると云われるが俺も同様である。
自分の技量は解ってはいても「俺はこのデカいハーフムーンのせいにしたいのだ」と云い聞かせている自分が居た。
 
 
しかし、それでは折角の「The Day」は楽しめない。
なんとか、コイツで遊びたいものだ。
 
 
そして、幾度となくアタックを試みるとボトムターンもスムーズになって来るではないか。
解ってはいたが、やはり、慣れが必要なのであろう・・・と、再びボードをひっくり返してみる。
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確かに、ボードの長さに対してフィンが異様に大きく感じなくも無いが、結果、楽しめたので良しとする事にした。
 
 
ヴィンテージはポップアウトを除くと、その殆どがハンドシェイプである。
歴戦のシェイパーが削ったボードもあれば、量産に追われそうでない人間がシェイプしたボードも多々存在する。
 
 
一期一会の末に入手したボードに吟味するすべは無いが、それもまたヴィンテージの醍醐味であり楽しさである。
それは、このCONもしかりである。
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季節は夏真っ只中である。
まだまだ乗ってあげられていないヴィンテージが控えているので、このCONも含めて一気に乗り比べてみたいものである。
 
 
Keep Surfing!!!!