11ftのグライダー | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

ブログを見てくれている知人から「最近、怒涛の様に板を下すねぇ」と云われた。

 

 

ここ最近は自分が何本ボードを有しているのか?数えた事も無いので実態は解り兼ねるが、「全て乗ってしまいたい病」に掛ったかの如くボードにワックスを掛け続けている。

 

 

休日の明け方・・・

まだ外は真っ暗な時間、ガレージから1本のボードを引っ張り出した。

 

 

そのボードは慣れ親しんだ10ftよりも遥かに長く、ガレージの扉から引き出すにも少々気を使う様な長さ・・・

そう、11ftもある長いボードである。

 

 

この日、手に取ったはロジャー・ハインツに特別に削ってもらったグライダーである。

 

 

コレは以前にも綴った事だが、グライダーはこれまでにも3本ほど有している。

しかし、そのどれもがグライダーらしい軽快なボードばかりで、俺の好みの古き良き時代のサーフボードの装飾を纏ったグライダーが欲しくて依頼した経緯のあるボードだ。

 

 

そんな、ボードを小脇に抱え、いざ、海へ!

この日はオフショアで風はバッチリと合ってはいたものの・・・

胸肩サイズの波が怒涛の押し寄せて来て、中々アウトに出れない。

 

 

ランスのノーズライダーの時もそうであったが、俺レベルだとそのサイズの波が連発で押し寄せて来ると11.ftクラスのボードに弄ばれてしまう傾向があり、序盤でかなりの体力を奪われてしまった。

 

 

しかし、一度、アウトに出ると11ftの長さと厚みあるグライダーがどっしりと落ち着かせてくれているせいか?微動だにせず安定してくれていた。

 
 
そして、ファーストタッチならぬテイクオフを敢行・・・
余りにもボードが長すぎる故にポジションを読み間違え、敢えなく置いて行かれる有様だ。
 
 
うーん・・・
早々に11ftの洗礼を受けてしまったのか?
しかし、次第に慣れて来ると今度は物凄い加速でボードが走り出した。
 
 
ポイントノーズでありながらも比較的幅のあるノーズが加速中でも妙な安定感を齎せてくれいるかの様だ。
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そして、垂直に滑り落ちる様な勾配もロッカーの効いたノーズがスルーしてくれて軽快な滑り出しを促してくれた。
 
 
さぁ、ここからターン!
すると・・・
フィンが「フォン、フォン、フォン」と、大きな唸り声を上げ出した様に鳴き始めた。
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常用するボードがPIGばかりのせいか?
このフィン鳴きには少々驚いてしまったが、それだけ波にパワーがあると云う事なのか?
 
 
兎にも角にも、この日の波質は中々のハード・・・
なめて掛かると痛い目に合いそうなので2時間程度のライドで海を後にした。
 
 
今後はもう少し穏やかな波質で再びトライをしてみたいが、グライダーは非常に波質を選ぶ必要がある事が何となく解った気がする。
慣れるまでは当面他のボードと合わせて2本程度持ち込んだ方が有意義なサーフィンライフを堪能できるのではないだろうか?
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因みに、この日は同じコンセプトでオーダーした友人も帯同してくれて、二人、いや、2本揃っての進水式を敢行したので、ご覧の様な2ショットを収めてみた。
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うーん、良いね。
お互いのパーソナルカラーにて削ってもらったボードの共演だ。
 
 
この、見て楽しめる所がロングボードの魅力の一つではないだろうか?
 
 
それはさておき、この日のリベンジは近い内に行いたいものである。
 
 
Keep Surfing!!!!!