敬意を表した赤いディケール | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

好きなサーファー・・・

好きなシェイパー・・・

そして、好きなサーフボードレーベルと、人には色々な好みがある。

 

 

人によってはトレンドの流れによって、所々でそれらが大きく変わってしまう事もあるだろうが俺はロングボードを乗り始めた頃から殆ど変わっていない様な気がする。

 

 

今も昔も最高のサーファーはランス・カーソンだし、シェイパーはベルジー&ジェイコブス、ボードレーベルだって基本的にはベルジーツリーである。

 

 

勿論、その後に知り合ったサーファーやシェイパー達も大好きだが根本は変わらない。

この原理は恐らくロングボードに興味を持ち始めた頃の様々な出会いが所以ではないかと思う。

 

 

今日紹介するボードも同様で、ロングボードに乗り立ての頃に「何に乗って良いのか判らなかった」俺に一つの道筋を作ってくれたレーベルのヴィンテージである。

 

 

そして、そのレーベルを深堀して行くと、そこにはベルジーの背中がハッキリと見えて来るのだから更に興味深い話である。

 

 

1950年代・・・

ベルジーの下には多くの若きシェイパーやサーファーが居た。

 

 

パートナーであったハップ・ジェイコブスは勿論の事だが、そこにはビング・コープランドやレイノルズ・イエーター、ドナルド・タカヤマ、デューイウェーバー等の姿もあったのだから、これは本当に凄い事である。

 

 

更に、彼は後に歴史に残る名品を次々と送り出しているのだから、古き良き時代のアメリカの文化が好きな俺にとっては心を奪われるのも必然的な事だったのであろう。

 

 

そんな彼らが各々独立をして行く訳だが、面白い事に多くのレーベルがベルジー&ジェイコブスのディケールをオマージュしている事だ。

ジェイコブスのディケールは云うまでも無いが、赤を基調としていないイエーターやビング等も何処なくベルジー&ジェイコブスの面影を感じる様なデザインである。

 

 

そして、なんと云ってもコレである。

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デューイウェーバー・・・

ベルジーの様なオーバルではないものの、完全にベルジーのディケールをオマージュしている伝統的な形状である。

 

 

解釈の違いもあってウェーバーとベルジーは袂を分けてから生涯顔を合わせていないと云われている。

しかし、ウェーバーはベルジーに敬意を表するかの様にディケールに赤を汲み入れ、更にはベルジー直伝のPIG創りを最後まで貫いた人物でもある。

 

 

そんな、デューイウェーバーのヴィンテージPIGが我が元にやって来た。

数える事、3本目のヴィンテージウェーバーのPIGである。

 

 

次回の更新では伝統的あるディケールを纏ったデューイウェーバーのヴィンテージPIGを紹介したいと思う。

 

 

Keep Surfing!!!!