新しいサーフボードの進水式には心が躍る。
ようやく、海水に浸してあげられる・・・
そうやく、身体を預けられる・・・
そして、ボードのフィーリングを体感できる。
それは何本持っていようが変わる事は無い。
先日、入手からかなりの年月を経て、ライアン・ラブレースのPIGに乗ってみた。
小脇に抱えたそのボードは日頃縁の無いサンドフィニッシュが施されており、レールに抱えたその手にはグリップが効かない妙な気分であった。
そんなボードにはデッキの片面のみにアブストラクトが施されており、「いよいよかぁ」と海に向かう足取りも早くなっていた様に思えた。
この日は緩いオフショアが吹き流れて来る天候だったが、何故か海面の状態が落ち着かない・・・
「PIGには少々不向きな波かな?」と軽い呟きを吐き捨てながらファーストタッチ。
多少ホレ気味の波質であったが、適度なロッカーの恩恵もありテイクオフが遅い俺でもスムーズな走り出しが可能となり・・・
その初速に思わず「おぉ?」と声が出てしまった。
そして、ボトムターンは思った以上に軽快で「こりゃぁ、スゲーなぁ」と更なる呟きを吐き出す。
それはまるで小振りで後方に斜行してONされているラブレースのハーフムーンがシッカリと機能している様にも思えた。
前の週に乗ったダベンポートのPIGと対照的な乗り心地と云うか?グライド感?
個人的な印象ではロビンキーガルのPIGに非常に近い感覚・・・
そんなイメージのPIGである。
大凡2時間程度のライドではあったが、俺が体感出来たのはここまでである。
ここから先はPIG上級者でなければ伝え切れないのでは?
その位、このボードには色々な要素が詰まっている様にも思えた。
この日は少々ざわついた波質だった事もあり、近い内にもう1ランド体感してみたいと思ったが・・・
まずは、ラブレースに進水式の報告が先である。
彼の反応が楽しみでならない。
Keep Surfing!!!!