巨大なノーズライダー | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

まだまだ海水は鬼の様に冷たいが、日差しが徐々に春めいて来たので自ずと心が躍る様に感じるのは気のせいだろうか?

 

 

こんな陽気だと日頃縁のないボードに身体を預けるのも「アリではないか?」と思えたので少々難関ではあったがガレージから1本のボードを引っ張り出してみた。

ランスカーソンンのノーズライダーである。

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随分とご無沙汰をしてしまったが、ようやく、コイツに身体を預ける決心がついた。

躊躇っていた訳ではないが、如何せん、コイツはデカい。

そして、重い。

 

 

このボード・・・

ブログでの最初の紹介から8年が経過しているが、入手したボードを直ぐに紹介している訳ではないのでかれこれ10年近く前には我が手元にやって来たいたのかも知れない。

 

 

余りにも久しぶりの紹介なので簡単にお浚いをして行くと・・・

このボード、元々はランスが友人の為に削ったのだったが、余りにも大き過ぎて、そして、重過ぎた為、友人から返されてしまった経緯があり、ボードにはそれを示すサインが記されている。

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その後、サーファーズの矢作さんを経由して我が元に来たと云う訳である。

 

 

ボードの長さは10.6ft・・・

ダノーのボードではないがノーズライダーとグライダーが掛け合わされた「リアルノーズグライダー」と云った所ではないだろうか?

 

 

如何せん、入手したのが10年近く前なのでボードの詳細をすっかり忘れていたが・・・

このボード、思った以上にロッカーが効いていたので少々驚いてしまった。

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これだけのロッカーが効いていれば、巨大であれどソ「コソコは突っ込んでいけるのでは?」なんて、思う程であったが、驚くのそれだけではない。

このコンケーブ・・・

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ここもロッカーに負けじとばかりにパンチが効きまくっていた。

ボード自体が非常に長い為、そのデカさはイメージし難いがボードの重さとコンケーブの深さを考えるとテイクオフにはかなりのビハインドが出て来るのではないだろうか?

 

 

そんな巨大なノーズライダーにはご覧のフィンが付属されていた。

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ランスの代表作であるクラシックピンテールにも採用されている形状のフィンである。

ノーズライダーにこのフィンはどうなのであろうか?

永遠の初級者である俺には理解しがたい代物だが、かのランス・カーソンが「これを使え!」と友人に宛がえたのだから、このボードに関しては「これ一択」にした方が「ランスに乗っている」感が強まるのではないのだろうか?

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因みに、個人的には「ノーズライダーにはピポッドフィン」が好みである事から、後にオーダーしたこちらのノーズライダーにはピポッドフィンを採り入れてもらっている。

(こちらのノーズライダーも未だに未使用である)

そんな、特別なノーズライダーにいよいよワックスアップを試みる時が来た。

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これまで身体を預けて来なかった事には色々と理由はある。

冒頭にも綴った様にデカい、重い、そして、貧乏性故に・・・と、多々あるのだが、こんな能書きばかりを綴っていたらいつまでたってもガレージにボードが埋まるだけなので、思い切って施してみた。

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さぁ、あとは海に持ち込むだけである。

デカさ、重さ、そして、自身の技量を考えるとひと気の無い早朝に軽く走らせるのみとなりそうだが、ランスの友人が「不要」とした真相に迫ってみたいと思う。

 

 

Keep Surfing!!!!