先週更新で、久しぶりにお会いしたチャンズの高橋さんの影響もあり、長年放置しっ放しになっていたベルジーのモダンクラシックを紹介した訳だが、本日はそのボードの気になるディティールを紹介してみたいと思う。
早速、紹介して行こう・・・
デイル・ベルジーのモダンクラシックである。
モダンクラシックはその名の通り、これまでベルジーが培って来たボード創りのノウハウを1990年代のサーフシーンに合わせて汲み入れたボードである。
直線的なアウトラインを持ちつつも、何処かでPIGを連想させてくれる様なアウトラインが最大の特徴ではないだろうか?
ボードの中心部にはレーベルを象徴するかの様な大判のディケールが入り、非常にインパクトのある特徴的なデザインとなっている。
そこに5/8インチのシダーストリンガーがシッカリと組み込まれていて、サーフボードそのモノに深みを持たせている様にも思える。
購入した当時は気にもしなかったが、テールブロックに採用されているウッドはベルジーのボードにしては珍しいバルサのみの構成となっており、妙に新鮮味を感じてしまった。
ボトムに目を向ける前にロッカー具合をチェックしてみると・・・
このボードが「モダン」である事が明確に解った様な気がした。
ノーズロッカーは勿論ながら見事に反りあがったキックテールが10ftオーバーのボードを安易に取り回しさせてくれるのではないかと想像してしまう程であった。
しかし、この数年はロッカーとは無縁なボードに乗る機会が非常に多かったので「果たして・・・」等と妙な気分を感じてしまった。
さて、気になるボトムに目を向けてみると・・・
ちょっと気になるのがココである。
個人的には余り好みではないボックス仕様である。
10年位前だっただろうか?
このボックス仕様のサーフボードが好きになれず、その殆ど手放した事があったが、はやり、ベルジーのボードだけは手放す事が出来ず手元に残しておいたのだが、これはその内の1本である。
そんな、ボックスにフィンをセッティングしてみた。
ジーン・クーパーお手製のハーフムーンであるが・・・
やはり、キックテールを採用している事からボックスが前方に設置されているので非常にアンバラスな感じが否めない。
一方のフロースルーフィンではどうだろうか?
ハーフムーン形状でありながら見た目にも中々綺麗に収まっている様な気がする。
恐らく、このボードをビーチに持ち込む時にはフロースルーフィンをチョイスする事になるだろう。
そして、ついでと云っては何だが・・・
こんなフィンもセッティングしてみた。
ベルジーが考案したVフィンである。
これはサーフアーズの矢作さんがベルジーから個人的に譲ってもらったモノで、その証として直筆のサインを入れてもらっている。
縁があって矢作さんから譲って頂いた訳だが・・・
やはり、今の俺にはこのフィンは早すぎるだろう。
もう少し歳を重ねてからでも良いのではと思い、今回は鑑賞に浸るのみとする事にした。
そんな、想い入れのあるモダンクラシックにワックスアップを施し後はビーチに持ち込むだけとした。
想えば・・・
チャンズの高橋さん所縁のベルジーのボードにサーファーズの矢作さんから譲って頂いたベルジーのフィン。
シェイパー達が「レジェンド」と崇められる様に、日本においてロングボードを浸透させて来たお二方も紛れもない「レジェンド」である。
お二方の想いを感じながら俺自身のサーフィンライフを満喫して行ければと思った次第である。
と、今回は長々と綴ってしまったが12月に入ったと云う事もあり、本日も以て2022年のブログを終わりたいと思います。
毎度の事ながら好き勝手を綴っているので読まれて不快な思いをした方もいらっしゃるかも知れませんが、営利目的で綴っている訳ではないのでご容赦頂ければ幸いです。
皆さんにとって新しい年が素晴らしい1年になる事を切に願っております。
1年間愛読して下さりありがとうございました。
良い年ををお迎えください。
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