ヴィンテージジェイコブスにて | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

インスタグラムでジェイコブスのPIGを頻繁に紹介していると、多くのフォロアーから賛辞を頂く。

 

 

ボードに対する敬意のコメントや「俺も持っている!」等、そして、「どんな感じだった?」とのレビュー的な質問まで本当に様々である。

 

 

ビンテージボードは気が向いた時に持ち出したり、手持ちのモダン系のボードで腑に落ちない点があったりすると「原点回帰」の意味も込めて持ち出す事がある。

 

 

「そう云えばジェイコブスのPIGって乗っていないなぁ?」。

 

 

多くのフォロアーから尻を叩かれたせいなのか?

急に乗りたくなり、海に持ち出した。

 

 

帯同してくれた友人にも「ビンテージでどうだ?」と促してみたが、当の本人はご自慢のジーン・クーパーのPIGを片手に馳せ参じてくれた。

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車から引っ張り出してワックスアップする最中・・・
「この重さ、なんか久しぶり!」と思わず声を発してしまった程の重量感は流石はビンテージである。
 
 
自宅の庭に並べて幾度となく目にしては来たが、広大なビーチにて眺めは改めて色々な事に気付かされる。
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フィンが立っているので確認し辛いが、やはり、この時代のPIGである。
「ロッカーは何処に行ったのやら?」と具合にのフラットデッキは溜息が出る程である。
 
 
そして、やはり、アンバラスともいえるフィンの大きさが際立っている所も、このボードがビンテージである事を改めて強調している様にも感じる。
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しかし、一度海に持ち込むと・・・
これが何とも云えないグライド感を堪能させてくれるのだから不思議なものである。
 
 
そして、サーフィンの基礎を徹底的に要求して来るデカいハーフムーン。
このハーフムーンの障害物が邪魔をしてボードコントロールが定まらない。
「走り出したら止まらない」とはこの事か?と思う程である。
 
 
しかし、ボードに慣れ始めると不思議なもので徐々にコントロールが安易になって行く様な錯覚さえ覚えるのだからビンテージとは摩訶不思議な乗り物である。
 
 
息が切れる前に海から上がると、今度は目の保養を齎せてくれるかの如く、こんなアングルを捉える事が出来た。
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PIGが美しい云われる所以だろうか?
聳え立つハーフムーン。
そして、どっしりとしたヒップライン。
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サーフボードは乗っても楽しいが眺めていても楽しい。

「乗ってくれ!」とせがむボード達が山ほどあるが、ジェイコブスのグライド感は少々癖になりそうな体感だったので、暫くはこのボードが愛機になるかも知れない。

 

 

Keep Surfing!!!!!