ビンテージとセミビンテージ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

SNSとは本当に面白い代物である。

SNSを通して世界中のコレクター達の情報を交換する事が安易になっている。

 

 

コレクター達は主にカリフォルニアに集中している訳だが、いつしかディスカッションを頻繁にする間柄となっていた。

 

 

以前、「コレクター達とヴィンテージボードのムービーを制作するので参加してくれないか?」と打診を受けた。

「俺は日本に住んでいるから参加は出来ない」と伝えると・・・

「君の情報とサーフボード画像があれば良いんだ。是非、参加してくれ」とアピールを受け、参加させて頂いた。

 

 

冒頭に戻るが、以来、彼らとの情報交換は日常的なモノになりつつあり、先日も「ワーディの自宅に云って来たよ!」と知人からメールが入り唯々羨ましい写真が送られて来たのだ。

 

 

そんな、彼らとのやり取りの中でこんな話題になった。

「ビンテージとセミビンテージの境界線は?」

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(セミビンテージのテリー・マーティンとビンテージのウェバーのPIG)

 

大の大人がこれは面白いとばかりに意見を云い合った。

 

 

ヴィンテージなる用語がワインから来ている事は周知の通りだが、「モノの世界」では概ね100年以上までのモノがアンティークで、それ以降のモノはビンテージとして分類される事が多い。

 

 

しかし、腕時計の様に歴史の浅いモノになると1970年代位のモノまではアンティークと呼ばれ、1990年代初頭までのモノがビンテージと呼ばれるそうだ。

 

 

では、サーフボードはどうなのか?

シクオイヤ(セコイア)に代表されるレッドウッド系のボードがアンティークである事は誰もが思う所であるが、ハーフムーンが装着されたシモンズがどっちに入るかだ・・・

 

 

時間の経過を考えるとシモンズはビンテージと呼びたい所だが、余りにも流通量が少ない為に「アンティークで良いのでは?」なんて意見も飛び交っていた。

 

 

そんな中でのビンテージとセミビンテージの境界線・・・



コレクターが皆、ロングボードに特化した人間達だったのでロングに限るが、「1960年代までがビンテージだな」と云う意見の中、コレクターの一人が「いやデーブスィートは1970年代初頭までロングを創っていたぞ!」、「ショートに移行出来ずに消滅したレーベルの大半は1970年代初頭までロングを創っていた」との意見も出始めた。

 

 

そこで俺も一言云わせてもらった・・・

「ランス・カーソンは1972年に起業しているが彼はロングだったよ」と。

そして、大凡の見解が定まり「ビンテージは1970年代初頭('72年)で良いんじゃないか?」となった。

 

 

さて、一方のセミビンテージはどうなのか?

その辺は次週の更新で綴ってみたいと思う。

 

 

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