乗っていないボードが山ほどある事はこれまでにも綴って来た訳だが・・・
どうして、そんなに乗っていないボードがあるんかと云えば答えは簡単である。
海に出向く回数よりボードを入手する回数が多かったからである。
これはあくまで過去形であって、現在は年に数本入手すれば良い方だが、今は今で1つのボードに根気良く乗る為に中々他のボーへと足が向かない訳だ。
そんな最中、以前も綴った通りだが、多くのボードを引っ張り出した中にこれまで乗った事のないボードが1本目に入った。
このボードは以前も紹介したが大阪のグレッグサーフの脇田さんから譲って頂いたボードである。
さて、テリー・マーティンと云えば誰でも知っている通り、長年ホビーのヘッドシェイパーを務めたレジェンドであるが、そのテリー・マーティンが友人の為にホビーではなく自身の名だけ刻んだ・・・
テリーマーティン・サーフボードと云うべきなのであろうか?
いや、そんなモノは存在しないが、兎にも角にも、このボードは単に彼が友人であるスティーブ・バンクス氏の為だけに削り上げた特別なボードである事以上の何物でもない訳だ。
そんな、ボードを久しぶりに手に取り思った。
「まだ一度も乗っていない・・・」と。
ならば、ワックス片手に改めてこのボードを紐解いてみよう。
そして、海に持ち運んで、その乗り味を楽しもうではないか。
さて、ボードを横目にしている目についたのが全体に程良くマッチした巨大なハーフムーンである。
俺の好みを解ってくれているかの様なレッドフィンは色焼けしたクリアのボードに妙に合うではないか。
更に、紐解く為にボードをスタンドにおいてロッカーを確認してみた。
一般的にはフラットロッカーと云われるよ形状だが、ノーズには程良いロッカーが効いており、同時にテールにも緩やかなキックが入っている事が解る。
レールには厚みがあり、そして、浮力も充分過ぎるほどある。
このボード・・・
一体、どんなサーフィンを楽しませてくれるのだろうか?
海でのレビューは後日綴って行ければと思います。
Keep Surfing!!!!!