そんな大層なものでは無いが仕事柄、多少の輸入していた事がある。
勿論、必要に応じて今もしているが昔ほどではなくなった。
当時、どこかの誰かが教えてくれた。
「なんでも今の内だぞ・・・」と。
そして、付け加える様に「円がこんなに力がある筈はないんだ・・・」とも。
この当時、円は恐ろしく力強く、世界中から信用されていたのだろうか?
はたまた、ドルに力が無かったのだろうか?
いずれにしても、円が80円台を推移していた事は今となっては夢物語に感じる。
この当時から云われていた。
「円は120円位が妥当なんだよ」と。
確かにそうであった。
戦後は360円台で推移していた円も俺が高校生の頃には概ね240円前後で推移していた。
だから、外国製品は高価だったし、非常にステイタスであった。
そして、今では「妥当」と云われている120円台が現実のものとなってしまった。
しかし、当時と大きく異なるは物価だ。
あの頃のアメリカ製品は今とは異なって、兎に角、安かった。
ドナルド・タカヤマのボードが600ドル。
今では考えられない金額だった。
そんな時代に一人のレジェンドにメールを出した事がある。
俺はパソコンを弄り始めたのが少々早かった事もあり、この時代には憧れのサーフボードレーベルにダイレクトに連絡を取り合う事が可能であった、
そんなパソコンを駆使して送ったメールから返事が届いた。
勿論、彼が直接キーボードを叩いたとは思えないが、文章が彼からのモノである事は解った。
彼の名はランス・カーソン。
俺が最も敬愛するサーファーであり、シェイパーである。
彼のホームページに燦然と輝く1本ボード・・・
しかし、そこには金額が記されていない。
高価な事は容易に想像がついた。
しかし、実際に幾ら位なのかが検討が付かない。
1ドル80円台のこのタイミングこそ、正に好機!
Keep Surfing!!!!!!!!