レジェンドのバルサ | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

そんな大層なものでは無いが仕事柄、多少の輸入していた事がある。

勿論、必要に応じて今もしているが昔ほどではなくなった。

 

 

当時、どこかの誰かが教えてくれた。

「なんでも今の内だぞ・・・」と。

そして、付け加える様に「円がこんなに力がある筈はないんだ・・・」とも。

 

 

この当時、円は恐ろしく力強く、世界中から信用されていたのだろうか?

はたまた、ドルに力が無かったのだろうか?

 

 

いずれにしても、円が80円台を推移していた事は今となっては夢物語に感じる。

 

 

この当時から云われていた。

 

 

「円は120円位が妥当なんだよ」と。

 

 

確かにそうであった。

戦後は360円台で推移していた円も俺が高校生の頃には概ね240円前後で推移していた。

だから、外国製品は高価だったし、非常にステイタスであった。

 

 

そして、今では「妥当」と云われている120円台が現実のものとなってしまった。

しかし、当時と大きく異なるは物価だ。

 

 

あの頃のアメリカ製品は今とは異なって、兎に角、安かった。

 

 

ドナルド・タカヤマのボードが600ドル。

今では考えられない金額だった。

 

 

そんな時代に一人のレジェンドにメールを出した事がある。

 

 

俺はパソコンを弄り始めたのが少々早かった事もあり、この時代には憧れのサーフボードレーベルにダイレクトに連絡を取り合う事が可能であった、

 

 

そんなパソコンを駆使して送ったメールから返事が届いた。

勿論、彼が直接キーボードを叩いたとは思えないが、文章が彼からのモノである事は解った。

 

 

彼の名はランス・カーソン。

 

 

俺が最も敬愛するサーファーであり、シェイパーである。

 

 

彼のホームページに燦然と輝く1本ボード・・・

しかし、そこには金額が記されていない。

 

 

高価な事は容易に想像がついた。

しかし、実際に幾ら位なのかが検討が付かない。

 

 

1ドル80円台のこのタイミングこそ、正に好機!

 

 

紆余曲折を経て入手したランスカーソンのバルサを少し綴ってみたいと思う。

Keep Surfing!!!!!!!!