ヴィンテージサーフボードの定義を考えるとマリブチップから始まる事は以前も綴った事を覚えているだろうか?
マリブチップ、PIG、そして、サーフボードは黄金期である1960年代へと突入する。
この1960年代と云う短い時代にサーフボードは様々な変化を遂げる。
ノーズライダーを筆頭にステップデッキ等‥
様々な変化を遂げ、その過程でサーフボードは短くなって行き、一時的に終焉を迎える事になる訳だが、本日はその過程で誕生した名品を紹介したいと思う。
名品の名は・・・U.F.O。
1962年にリック・ストーナーが立ち上げたレーベル、リックサーフボードの代表的なモデルである。
ステップデッキにアッシュテールとサーフボードをクイックに動かす為の工夫が積められたこのボードは、その仕様の通り、未確認飛行物体であるU.F.Oの様に変幻自在の動きを成せる事から命名された。
このU.F.Oが誕生した1967年はウェーバーの代表作であるパフォーマーがモデルチェンジを遂げ大きなセールスを誇る一方で、CONからリリースされていた少々歪な顔立ちのアグリーやマニューバに特化したハンセンの50/50がビーチを賑わせていた。
U.F.Oはそんな背景を汲み取ったかの様に、アウトラインがパフォーマーを意識したかの様な直線的であったり、アグリー顔負けのインパクトがあった為、数あるリックのラインアップの中でもトップクラスの人気を誇ていた。
そんな、リックのU.F.O・・・
是非とも、マット・カルヴァーニの手によって「再現して欲しい!」と願い、リクエストを送った。
制作に当たって彼に「完全復刻」と云うテーマを託した。
それから長い月日が過ぎ去り、こんな画像が手元に届いた。
パーフェクト!
これ以外の言葉が何処にあるのだろうか?
次回の更新ではその全容を紹介したいと思う。
Keep Sufing!!!!