ロビン・キーガルのPIG・・・ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

今更ながらになってしまいますが、新年あけましておめでとうございます。

 

 

このブログも本日から2012年をスタートしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

さて、今年は例年以上に寒さが厳しく、サーファーにとっては小春日和が恋しい所ではないだろうか?

 

 

こんな極寒の中でも、波さえあれば週に一度はボードを片手に海に出向く俺の後姿には女房の冷たい視線が突き刺さる様に感じるのだが、大した趣味の無い俺にとって「サーフィン」だけは止められる筈も無く、今日も海へと足を向けている。

 

 

そんな極寒の中、久しぶりに1本のボードを引っ張り出してみた。

 

 

このボードを入手した頃は入手した事だけに喜びを感じて大して乗ってあげる事が出来なかったので、この日の相棒は「君決めたよ!」と声を掛けた。

 

 

ロビン・キーガルのPIGである。

このボードの誕生経緯、ならびに蘊蓄は過去にも綴ったので省くとするが、久しぶりのロビンのボード・・・

様々なディティールを改めてチェックしているとロビンが稀代の天才と謳われている事に納得してしまうから不思議なものだ。

 

 

例えば、このテールエンドの創り込み・・・

ワイドなレールはテールに向かぬ連れて研ぎ澄まされたナイフの様な鋭さを醸し出している様に見える。

同様に、ノーズラインも美しいを通り越して「圧巻」の二文字が頭を駆け巡る程である。

このボードの特徴は放射状に組み込まれたハーフムーンと2インチのバルサストリンガーなのだが、以前、バルサボードの時にも綴ったが昨今は質の良いバルサの入手が困難な為、ご覧の様に1インチを組み合わせて2インチ風にするのがUSブランクスの習いとなっている様である。

そんな、ストリンガーには「Level Craft」のサインが入っているのだが、シーコングの田中さんの話しでは、「このボードからLevel Craftがスタートした」と教えてくれた。

俺自身が永遠の初級者な為、的確なレビューは出来ないが、非常に「イージーで爽快な乗り味を楽しませてくれるPIG」ではなかいと思った。

 

 

この日はモモ位の波だったのだが、パワーのあるコシハラ程度の波であればもう少しこのボードのポテンシャルを感じる事が出来るかも知れないが、それらを体感出来た時には改めて綴ってみたいと思う。

 

 

しかし、こうして久しぶりに引っ張り出したボードにも、各々の良さとストーリーがあるのだから、やはり、手に入れたボードをそう易々と手放す事は出来ないと強く思った。

 

 

そして、その結果が膨大なサーフボードの山に囲まれる生活になっている訳なのだが、これだけは当面どうにも出来そうにない気がする。

 

 

Keep Surfing!!!