1980年代に日本から波及したヴィンテージジーンズの波は今や全世界へと広がって行った。
当時から見ると高々30年程度の中古品がヴィーンテージとしてプレミアムが付けられた。
その波は1990年代の入ると、それまで二束三文で売れらていた66モデルにも波及し、現在ではプレミアム価格でマーケットに君臨している。
この現象はジーンズに限った事では無く、「ついこの前までは・・・」と云うモノが「30年」を境にプレミアム化している面白い現象となっているのだ。
ならば・・・
そう、1990年代に創られたサーフボードも、最早、その域に達しているのではなかろうか?
いよいよ今年から'20年代に突入したのと同時にロングボード復活が大衆に浸透を遂げてから大凡30年が経過した。
この間にシェイパーの父と謳われ、PIGを世に送り出したデイル・ベルジーは15年前に他界している。
同様に、ドナルド・タカヤマも、テリー・マーティンも・・・
時代を創って来たレジェンドの多くがこの30年間で世を去った。
コンピューターによってデーターは残っているのかも知れない・・・
彼らの愛弟子達が名品を複製出来るのかしれない・・・
しかし、それらは彼らが監修をしたボードで無い事は明らかでな訳で、彼らによって魂を吹き込められたサーフボード達は唯一無二の存在なのである。
昨今のローグボードのマーケットを見ているとトレンド有きで動いているのは誰の目から見ても明らかである。
ヴィンテージ同様に'90年代のサーフボードに多大な影響を受けた俺としては、それらが「単なる中古」として二束三文で売り買いされている事に寂しさえ覚える程である。
新しい時代突入した今だからこそ、敢えて云いたい!
最早、'90年代のサーブボードではヴィンテージなのではないだろうか?
Keep Surfing!!!!!