ダ・キャットネタで4週も引っ張ってきたが、いよいよ、イエローダ・キャットの関しては今回で最後となるのでお付き合い頂ければ幸いである。
さて、これまでダ・キャットの蘊蓄を綴って来た訳だが、本日は各所にスポットを当ててみたいと思う。
その題材となるのが・・・
こちらのイエローダ・キャットである。
こちらのダ・キャットは、嘗てNALUのヴィンテージ特集でも大々的に紹介され、見掛けた事が有る方も多いのではないだろうか?
このダ・キャットの最大の特徴はデッキにミッキー・ドラのステップを称えたかの様な、「猫の足跡」のディケールが施されている所ではないだろうか?
レッドウッドのストリンガーに沿う様に施された足跡はスプーンされたノーズへと続き、ダ・キャットの確固たる姿を露わにしてくれている。
同様にボトムには、これまたダ・キャットの代名詞であるチャンネルが施されており、このボードが1967年~1968年までに生産されたレイド・ダ・キャットである事が判る。
当然の様に、ディケールもお馴染みのディケールがシグネチャーディケールと共に君臨している。
こちらはレイト・ダ・キャットと云う事もあり、フィンはBOXフィンになっているのだが、昔のボックスフィンは現在の形状とは異なり、差し込んでロックするだけであった為、繰り返し使って行くとボックスが馬鹿になり、ご覧の様にボルトオンで固定されている。
この様な計らいはBOX形状のヴィンテージボードには多く、このボードも同様でオーナーチェンジを繰り返す中で歴代のオーナーの手によって処置が成された事が判る。
そして、そのボックスに装着されているのが・・・
このフィンである!
当時採用されていたオリジナルのダ・キャットフィンである!
画像の様なレプリカのダ・キャットフィンとは大きく形状が異なっており、レプリカフィンが如何に操作性に特化した形状になっているかが判る。
因みに、オリジナルのダ・キャットフィンは、いずれ紹介しようと思っている別のダキャットにも同型が付けられている事や、他のオーナー達のダ・キャットにも同型が付いている事から「断定」が出来た訳だが、ヴィンテージは長い歴史の中で「多様にメス」が入れられている事もあるので、今後入手予定の方は参考にして頂ければと思う。
さて、4週に渡って紹介して来たダ・キャットだが、この後はアックスアップを施し、平日の人気のないポイントで歴史を感じながら浸ってみたいと思っている。
レビューとまでは行かないがビーチでのショットを交えて,いずれアップしたいと思っています。
Keep Surfing!!!!!