PIGを溺愛しているマイク・ブラックには怒られるかも知れないが・・・
「PIGにコンケーブが入ったら一体どんなボードになるんだろうか?」と、常々思っていた。
PIGは、その形状からノーズに足を掛けようものならテール暴れ出すような感覚に陥る事が暫しある。
そして、知人の話しでは「PIGでのノーズライドはそこが限界!」と教えてもらった事を思いだした。
奇跡的にもこれまで何度かPIGにてノーズライドを試みた事があるが、やはり、ノーズを軸としてテールが暴れ出す感覚が気になり思い切れない・・・
そんな事から「PIGにノーズコンケーブ」が入ったボードが欲しくなり、アダム・ダベンポートに依頼した事は以前綴った通りである。
アダムはハップ・ジェイコブスから1963年のPIGのテンプレートを譲り受けている事から、「どうせなら、そのテンプレートでお願いしたい!」と、ラインナップには無い特大のハーフムーンを纏ったボードを創ってもらった。
そして、タイラーのノーズライダーを彷彿させるかの様な巨大なコンケーブを入れた貰った。
俺の技量では明確なレビューは伝えられないが、確実にこの巨大なコンケーブが機能している事だけは解った。
アダムのボード特有のグライド感から得られる浮遊力も同時に感じる事が出来、PIGとしては聊か邪道であるが「これはアリ!」と声を大にしたいジャンルのボードである。
また、このボードにはダノーのHOG並みのキックテールが備わっている事から巨大なハーフムーンを纏っていてもスムーズなターンが可能である。
コンケーブが入ってる事によってジャンル的にはPIGではないが、モダンクラッシクならではの掛け合わせはエンジョイサーフィンを更に向上させてくれる事は間違いない。
しかしながら、こうしてノーズライドを試みる事が出来るボードに乗り始めると、やはり、本格的なノーズライダーが気になる所である。
機も熟して来た事だし、そろそろ、「コイツの出番かなぁ」なんて、思うこの頃である。
Keep Surfing!!!!!!