NALU最新号 | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

NALUの最新号が発売された。


最新号の特集は昨年、世界中のサーファー達から惜しまれながらもこの世を去ったブルース・ブラウンである。
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時は1960年代初頭・・・
まだ、世の中でサーファーの人物像が認知されてない時代に、波を追い求めて世界中を旅するサーファーにスポットを当てたドキュメンタリー映画である「エンドレスサマー」は彼の代表作となった。
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カリフォルニアでは時代の中心にサーフィンであったが、日本ではまだ極僅かな者達の遊びに過ぎず、邦題の「終わりなき夏」は劇場でどの様に写ったのだであろうか?
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同じく、1970年代にはサーファーと同様に世間では余り受け入れられていなかったライダー達にスポットを当てたドキュメンタリー映画、「オン・エ二・サンデー」を世に送り出した。
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「オン・エニ・サンデー」はエンデューロレースに参戦するスティーブ・マックイーンにスポットを当て、あたかもマックイーンの映画の様な売り出しであったが、実際に、マックイーンの出演シーンは僅かで、映画の概ねの内容は「エンドレスサマー」と同様であった。


因みに、邦題は「栄光のライダー」である。
この映画にあやかって、当時のリーバイス・ジャパンが水野晴夫を使ってCMを流していたのが思い起こされる。
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ブルース・ブラウンの代表作である、この2本の特徴は何といても「リアルな現実がそこにあった」ではないだろうか?


「エンドレスサマー」の劇中でランス・カーソンが担ぐ黄色いボードは正しくPIGであり、「オン・エニ・サンデー」でマックイーンが跨る相棒はハスクバーナ・・・


この時代の映画、文化に多大な影響を受けた俺にとって、ブルース・ブラウンはバイブルの何者でも無かった。


NALUはサーフマガジンという特性上、「オン・エニ・サンデー」の事は誌面では殆ど触れられていないが、彼にスポットを当ててくれたのは「流石」の一言に尽きる。


荒れ果てた荒野で産声を上げたサーファー達に世間の目を向けさせたブルース・ブラウンは正しく偉人であった。
彼のご冥福をお祈りいたします。


KEEP SURFING!