さて、ピーターの’50sPIG&ダノーHOGを紹介した訳でが、次なる衝撃を受けたボードは鎌倉は稲村ケ崎のサーフボードワンである。
現在は伊豆に転住された雪岡豪さんがシェイプしたPIGなのだが、このPIGには本当に色々な事を教わった気がする。

と云うよりも、豪さんから「PIGとは・・・」を手解きして頂いた事が俺がPIGにのめり込んだ要因なのかも知れない。
豪さんのPIGの特徴は、ご覧のテール形状にあり、スクエアでありながら限りなくラウンドテールに近い創り込みが成されている為、基本を押さえすればスムーズなターンが可能な万能さではないだろうか?


さて、お次はマイク・ブラックも愛機としていたアンドレイニのPIGである。
このPIG・・・

実はこれまで乗って来たPIGの中で一番ヴィンテージPIGにフィーリングが近かった様に記憶している。
現代のPIGは1990年代にベルジーの配慮から広がって行ったワイドなPIGが主流となっているが、このPIGは1960年代初頭のナロースタイルが汲み入れられているのだ。
レールも現代にありがちなピンチ気味のレールにあらず、程好くボリューミーな仕上げとなっており、かつ、グライド感を満喫出来る数少ないPIGなのではないかと思う程である。
また、フィンに限ってはPIGからノーズライダーにサーフシーンが変わる過渡期に登場したレイクの掛った形状を採用する等、ヴィンテージPIGを乗った事がある者ならば、その創り込みの一つ一つに感動を覚えてしまうのではないだろうか?
そして、最後は先日の更新で紹介誌ばかりだが、ジーン・クーパーのブラックボードである。
これに関して、直近で紹介しているので触れる程度に綴る事にするが、「乗り易さ」で云うならば、恐らく俺にとっては「一番」だと思う。



テイクオフ、ターン・・・それらの動きはPIGである事を忘れさせてくれるボードである事は間違いない。
また、このボードは他のモダンPIGとは異なり、ヴィンテージPIGの様なボリューミーな仕上げになっている事も俺の中では「衝撃」だった気がしてならない。
同様に、ジーンさんお手製のハーフムーンもこれまでの物とは大きく形状が異なっていた事も「衝撃」であった事は云うまでない。

それらは後日、改めて紹介出来ればと思っています。
KEEP SURFING.