これまで何度かプロの方と一緒にサーフィンをさせて頂いた事がある。
また、プロでは無いが日本屈指のビッグウェーバーの方ともご一緒させていただ事があった。
その方達が揃って同じアドバイスをしてくれる。
「もうちょっと、楽なボードに乗りなよ!」と・・・
それは自分でも解っているのだ。
テイクオフが遅いのだから、それに長けたボードをチョイスすれば良い。
もっと、スムーズなターンが出来るボードを・・・例えば、エッジが効いた物やVEEの入った物を選ぶのも一つだと思う。
しかし、今更上達する事など望んでいないので、そんな事はどうでも良いのだ。
要は俺自身が乗りたいボードでサーフィンをしたいだけなのだ。
だから、ボードに対して技量負けをしていても羞恥心は全くない。
これは負け惜しみでは無く、素の自分の想いである。
人から上手いと思われたいだけなら必要以上に重たいボードや、抵抗のあるハーフムーンを備え付けたPIG等には乗りはしないのだから。。。
今日紹介するボードは、そんなPIGを愛し続け、PIGのポテンシャルを最大限まで引き出す一人の男がアダム・ダベンポートに創らせたPIGでは無いボードである。
PIGを愛し、世界中にPIGの素晴らしさを広めた男が、次の時代を担う一人の若者に創らせたシグネチャーは、このボードであった。

ボードのペットネームはミスクリント。
全体的なアウトラインを見る限りでは、かのフィル・エドワーズのシグネチャーの様にも見える。

(フィルエドワーズモデル)
その男は、これまでにベルジーのバルサや各ヴィンテージを始め、ジーン・クーパーとのミーティングを経て、ブラックボードと言うPIGをも創らせ、BINGに至っては往年のオリジナルPIGでは無く、マット・カルヴァーニとのミーティングを経て、フェラールPIGを誕生させている。

(フェラールPIG)
また、それだけは無い、ランス・カーソン、ダノー等の剛腕シェイパーのPIGをも乗り継いで来た男である。

(ランス・カーソンPIG)
男の名はマイク・ブラック・・・
このブログでは度々登場するPIGの第一人者である。
そんな、マイクが若きダベンポートに創らせたのはPIGとは少々掛け離れたボードだった。
数々のPIGを乗り継いで来たマイクが・・・
レールやロッカーを始めとするPIGの様々なPIGのディティールを数学的な解釈で分析し、これまで数々の剛腕シェイパーとミーティングを重ねて来たマイクが・・・
如何様にしてPIGとは掛け離れたボードに乗る事になったのか?
この件関して、シースワローの毛塚君に尋ねたところ・・・
「このボードは、元々アダムのラインナップに無い特別なボードであった物を、貴方からの依頼でアダムにオーダーしたので経緯については詳しくは解らない」との事だった。
また、「アダムもボードの仕様に関しては話してくれたが、誕生経緯までは語っていなかった」と付け足してくれた。
ミスクリント・・・
一体、どんなボードなのであろうか?
マイクとお揃いで持ちたいが為に手にしたは良いが、「特別」故に誕生経緯が非常に気になる所である。
ましてやマイクがPIG以外にのボードを乗るのだから・・・
そんな訳で、直接、マイクに聞く事にした。
そして、彼から早々に返事が来たメールには驚く事が書かれていた!
少々長くなりましたので、この続きはボードディティールのご紹介と共に次回綴らせて頂こうと思いますが、珍しく3週連続で更新したので、若しかしたら空いてしまうかも知れませんが、その時はすみませんです。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
KEEP SURFING!