ロペスのルーティーン | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

テレビ東京で放映されている「天才達の日常」という番組をご存知だろうか?


番組と番組の狭間に放映されるこの番組・・・
いつもの様にグラスを片手に何気なく観ていると、その日のターゲットは神様ジェリー・ロペスであった。
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番組では、現在、彼が酒を一滴も呑まない事について解説していた。
彼が酒を断った要因は今から40年近く遡る・・・
時は1970年代、映画「ビッグウェンズデー」の撮影の最中にロペスは関係スタッフ達と酒を呑み明かしたそうである。


しかし、その翌日、ハワイにビッグウェーブが訪れたのだが、ロペスは前夜の酒が祟ってビッグウェーブを逃してしまったとの事だった。
その悔しい想いから、以来、ロペスは今日に至るまで酒は一滴も呑んでいないとの事だった。


また、番組の中では彼のサーフィンに対するルーティーンも紹介されていた。


若かりし頃のロペスは無謀とも言うべきビッグウェーブに幾度となく向かって行ったそうである。
しかし、その行為が如何に自身にとって危険かを悟り、今は「明日もサーフィンを楽しめるサーフィンをする」というルーティーンの下にサーフィンを楽しんでいるらしい。


確かに、ビッグウェーブで命を落とした話は世界中で聞く・・・
その行為は伝説となり、多くのサーファーから崇められるのかも知れない。
しかし、その行為によって二度とサーフィンを楽しめなくなる事をロペスは重んじているのであろう。


彼のルーティーンがあるからこそ、彼は今でもサーフィンを続けられると番組で語られていた。
これから台風シーズンに突入する訳だが、俺自身も身の丈にあった波をチョイスし、楽しんで行けたらと思っている。


番組の最後にロペスはこんなメッセージを残している。
「海で一番のサーファーは常にその中で一番楽しんでいる人だ」と・・・
なんとも、ロペスらしいメッセージではないだろうか?
上手い下手なんて関係ない、サーフィンは技量に拘わらず楽しむ事が一番なのである。


こんな事を書いていたら、また、海が恋しくなってしまった。


Keep Surging!