ライアン・バーチ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

全国的に徐々に梅雨が明けて来たようだが、皆さんのお住まいの地域はどうでしょうか?
俺の住む地域でもいよいよ明後日位には梅雨が明けそうな気配である。



 

サーフィンをしてない無い人って、恐らくサーファーが夏になると「ワクワク」していると思うのだろうが、実は梅雨明けした辺りから8月末まではサーファーにとって?いや、俺にとっては少々息苦しいシーズンなのである。



 

普段は発生しない駐車料金・・・
海水浴規制・・・
インサイドでの前乗り・・・



 

数え上げたら切がないが、まぁ、これは一年通してサーフィンをしている者であれば皆同じかもしれない。



 

俺の場合、そんな時にはちょっとディープなポイントに顔を出す様にしている。
俺の技量ではそこのポイントに足を踏み入れるのは聊か気が引けるのであるが、日頃から声を掛けて頂いているので甘えさせて頂いている。
そして、そんなポイントで乗ってみたいボードが本日紹介するボードである。



 

このボードはサーファーズの矢作さんから譲って頂いたボードで、乗らせて頂いた所、とても俺の技量では扱え切れないボードであった。
何故ならこのボードは、ジョエル・チューダーが100年に一人の逸材と絶賛するライアン・バーチのパーソナルだからである。



 

ダクトテープの常連のバーチのボードを俺が乗れる筈も無い・・・
そんな事は充分に解っている。
でも、折角譲って頂いたのだから何とか乗りたいのだが、俺の技量ではいつも足を運んでいるポイントでは波のパワー不足?でテイクアウトするままならないのだ。



 

まぁ、このポイントのせいにする段階で駄目なのだが、ポイントのせいにしてでもこのボードは乗ってみたい・・・
そんな魅力あるボードなのだ。
さて、前置きが長くなってしまったが紹介したいと思う。
ライアンバーチのノーズライダーである。

 

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素晴らしいアウトラインではないか!
色々なボードを見て来たが、これは良いラインをしている。
流石はジョエルが絶賛する男である。
深く抉れたステップデッキでありながら、ボトムに大きなコンケーブが入る。

 

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このスプーン&コンケーブがある故に、ノーズの浮力が損なってしまう為、悪戦苦闘を強いられてしまうのである。
実は、このスプーン&コンケーブは、今から17年ほど前にロバート・オーガストにお願いした事がある仕様なのだ。
スプーンとコンケーブを組み合わせる事によってどの様なサーフィンが出来るかなんて、当時も今も俺の技量では判り兼ねるのだが、ただ「面白そう!」というだけでリクエストしたのだ。
しかし、ロバートは顔をしかめて「意味が無い!」と受け入れてくれなかった。



 

実際にバーチのこのボードに乗ってみて、当時のロバートの言っている事の「意味」が理解出来たのだが、当時も今も俺にとって「意味」などは関係の無い事で、ただ「乗ってみたい」がリクエストの本音なのである。
だからこそ、このバーチのボードには非常に魅かれる訳で、乗りこなせない無いながらも所有していたい訳である。
ただ、そんな一癖もふた癖もあるボードでも一度走ってしまえばこのテール&フィンが変幻自在を約束してくれる。。

 

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これはちょっと「反則だ!」と思わず声を大にしてしまいたいほどである。
俺が所有するボードの中では少々異端児的な存在だが、ハーフムーンが一段落付いたらディープなポイントに持ち込んで存分に楽しみたいと思っている。
しかし、俺はこのサインに恥じないサーフィンをいつになったら出来るのだろうか?

 

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まぁ、焦らず楽しんで行きたいと思います。



 

Keep Surfing!