ビッグウェンズデー | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

いつだったか?
映画「ビッグウェンズデー」の主演であるジャン=マイケル・ヴィンセントの今の姿をネタにしたブログを見掛た。



確か・・・ショップのブログだったと思う。



そのブログを見て率直に思ったのは「なんで、こんな事をするのか?」だった。



ジャン=マイケル・ヴィンセントはともかく、マット・ジョンソンは多くのサーファーのヒーローじゃないか!
なのに何故、ヒーローを愚弄するような事を書くのだろうか?
俺の様な個人のブログで好き勝手に書くなら別だが、仮にも多くの人に影響を与えるショップブログではないか・・・



マット・ジョンソンはジョン・ミリアスとデニス・アバーグが作り上げた架空の人物で、それを単にジャン=マイケル・ヴィンセントが演じただけ。
ネット社会の今、ジャン=マイケルが、「あの様な姿」になってしまったのは誰もが知るところではないだろうか?
にも拘らず、マット・ジョンソンが「あの様に」なってしまったかの様な見出しは、大人げなく、非常に寂しくてならない。



その昔、モデルとなったランス・カーソンが「マット・ジョンソンと比べられている・・・」と、かなり精神的に落ち込んだ時期があったと何処かの記事で読んだ事がある。
でも、誰かがランスに言ったそうだ。
「あれは君じゃないよ!」、「架空の人物じゃないか!」と・・・
ランスはその言葉に救われたそうだ。



でも、実際には俺の様に「ビッグ・ウェンズデー」からランスの存在を知り、ファンになった人物は世界中にいるはずだ。
しかし、ランスとマットは別者であって、当然、マットとジャン=マイケルも別者である。



映画「ビッグ・ウェンズデー」は、ジョン・ミリアスが親友であるジョージ・ルーカースの「アメリカン・グラフィティー」に感化され、自身の青春を描いた作品である。
ミリアスが通っていたマリブ界隈のポイントに一人のスターが居た。
そのスターこそが、ランス・カーソンなのだ。

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ミリアスは、自身が憧れ続けたランスを主として、伝説の大波の話を汲み入れ、輝かしい1960年代からアメリカが苦悩し続けた1970年代までの移り変わり行く時代をサーファーの視点になって残したいと思い、メガフォンをとったのだ。

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「ビッグ・ウェンズデー」は、サーフィンをしている者ならば、いや、ロングボーダーならば、恐らく誰もが一度は観た事のある映画ではないだろうか?
そして、主人公たちの生き様に憧れ、人生において多少なりとも影響を受けたのではないだろうか?



ブログのネタの一つとして触れた事なのだろうが・・・
「そんなつもりは無かった!」のだろうが・・・
俺の様に「嫌な思い」をした人間は決して少なくは無いと思う。



残念でならない・・・



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