サーフボードを収集する様になって間もない頃、ちょっとした事に気付いた。
それまでの俺はボードメーカーのオーナーがメインシェイパーという印象を持っていたのだが、自身のブランドで無いにも拘らず、己のブランドの様に誌面に登場していたシェイパーがいる事に気が付いた。
それまでの俺はボードメーカーのオーナーがメインシェイパーという印象を持っていたのだが、自身のブランドで無いにも拘らず、己のブランドの様に誌面に登場していたシェイパーがいる事に気が付いた。
勿論、この頃の俺はサーフィン業界の・・・
というよりは、カリフォルニアにおけるサーフビジネスの事なんか知る由も無かった。
だから、当然、誰がオーナーで、誰が雇われなんていう事も知らなかった。
というよりは、カリフォルニアにおけるサーフビジネスの事なんか知る由も無かった。
だから、当然、誰がオーナーで、誰が雇われなんていう事も知らなかった。
肝心の気になったシェイパーはと言うと・・・
ホビーのテリー・マーティン。
コンのブルース・グラント。
ビングのマイク・イートン。
そして、ハンセンのハンク・バイザックである。
コンのブルース・グラント。
ビングのマイク・イートン。
そして、ハンセンのハンク・バイザックである。
実績、経歴からして、自身の名を翳したブランドだけでやって行ける人物ばかりである。
なのに、何故彼等は「職業シェイパー」の道を選んだのか?
勿論、そのブランドのオーナーになっていた事等もあるだろうけど、俺がロングボードに興味を持った時代は、少なくとも今の時代以上にロングボード売れていた時代だと思う。
そんな時代だからこそ、自身のブランドを持つのは決してハードルが高かった訳では無かったと思う。
なのに、何故彼等は「職業シェイパー」の道を選んだのか?
勿論、そのブランドのオーナーになっていた事等もあるだろうけど、俺がロングボードに興味を持った時代は、少なくとも今の時代以上にロングボード売れていた時代だと思う。
そんな時代だからこそ、自身のブランドを持つのは決してハードルが高かった訳では無かったと思う。
まぁ、実際にはブルース・グラントも細々ではあるが自身のブランドを持っていたし、ハンク・バイザックだって、マイク・イートンだって持っていた。
テリー・マーティンに限っては、ノーディケールでプライベートシェイプを行っていたのだから、先に述べた様な事が完全に当てはまる訳でも無いのは解っている。
しかし、俺にとって彼等は「職業シェイパー」の何者でも無くて、コンのブルース、ハンセンのバイザック、ホビーのテリー、ビングのイートンなのだ。
テリー・マーティンに限っては、ノーディケールでプライベートシェイプを行っていたのだから、先に述べた様な事が完全に当てはまる訳でも無いのは解っている。
しかし、俺にとって彼等は「職業シェイパー」の何者でも無くて、コンのブルース、ハンセンのバイザック、ホビーのテリー、ビングのイートンなのだ。
今日紹介するボードは、そんな職業シェイパーの一人、ハンク・バイザックのボードである。
彼がハンセンのヘッドシェイパーをしている時の作品で、モデルは名品「50/50」・・・
ただ、この50/50はタイラーが777でコピーしている物とは大きく異なり、ハンク・バイザックのDNAが注入されたモデルであるのは一目瞭然ではなかろうか?
彼がハンセンのヘッドシェイパーをしている時の作品で、モデルは名品「50/50」・・・
ただ、この50/50はタイラーが777でコピーしている物とは大きく異なり、ハンク・バイザックのDNAが注入されたモデルであるのは一目瞭然ではなかろうか?

確かに、ヴィンテージの50/50と比較すると、「このボードの何処が50/50なのか?」と思えてしまうのだが、実はこのボードは非常に取り回しが良くて、俺の技量でも安易にボードコントロールが可能になるのだ。
その名の通り、「50/50」なサーフィンを可能にしてくれるのだ。
全体のアウトラインもそうだが、やはり、テールデザインとこのフィン形状がそうさせているのかな?

ストリンガーは、この時代の50/50に象徴される2ストリンガーである。

このストリンガーも当時のハンク・バイザックのハンセンを象徴するディティールではないだろか?
勿論、ディケールは専用の50/50タイプが付く。

タイラーが777にてコピーを造る様になって、一時、50/50のオリジナルが注目を浴びたが、今思うとこの時代の50/50はイレギュラーな作品であって、「中々レアなのかな?」と思ってしまったりする。
まぁ、以前にも書いたが、この時代のボードは余り良い素材が使われていない事もあり、状態が良いまま「生きている」物も少ないのではないだろうか?
因みに、ご覧の様なサインがしっかりと入っているのも、俺としてはコレクションとして所有する事由なのだが。

ハンク・バイザックが削るハンセンは、これ以外にもマイク・ドイルモデルを所有しているのであるが、機会があったらお披露目したいと思っている。
考えてみたら「職業シェイパー四天王」も、テリー・マーティンとブルース・グラントが既に他界しており、マイク・イートンも引退している事を考えると若しかしたら、今後彼らが削ったメジャーブランドのボードはプレミアムが付くかも知れないのでは?
もし、所有されている方がいるのであれば、大切にして頂きたいと思います。
もし、所有されている方がいるのであれば、大切にして頂きたいと思います。
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