何処かの誰かが言っていた・・・「1960年代のカリフォルニアには南北に偉大なスーパースター居た」と。
北はサーフィンのメッカである、マリブ界隈。
南はダナポイントからニューポートビーチ。
クラシックロングボーダーなら、この二人の名は絶対に忘れてはいけないと思う。
北はサーフィンのメッカである、マリブ界隈。
南はダナポイントからニューポートビーチ。
クラシックロングボーダーなら、この二人の名は絶対に忘れてはいけないと思う。
北のランス、南のヒンソン。
不思議と?この二人は業界では、ちょっとしたトラブルメーカーで名が知れているらしい。
勿論、俺も人聞きの情報であるから真相は判らない。
でも、トラブルメーカーなんて、格好良いじゃないか!
こんな格好良い言い回しは彼らだけの物ではなかろうか?
勿論、俺も人聞きの情報であるから真相は判らない。
でも、トラブルメーカーなんて、格好良いじゃないか!
こんな格好良い言い回しは彼らだけの物ではなかろうか?
今日は前置きが長くなってしまう前に、「南のヒンソン」と称される彼が在籍していたゴードン&スミスのボードを紹介したいと思う。
ゴードン&スミスのビンテージを紹介するのは2度目だが、今日は1966年に造られたとされるボードを紹介したいと思う。
先ずは、アウトラインを見て頂きたい。
ゴードン&スミスのビンテージを紹介するのは2度目だが、今日は1966年に造られたとされるボードを紹介したいと思う。
先ずは、アウトラインを見て頂きたい。

如何であろうか?
何処をどう取って見ても、ストレッチノーズと同じアウトラインである。
ストレッチノーズは1966年にリリースされたボードで、マイク・ヒンソンが考案したとされている。
そして、その殆どをスキップ・フライが削ったと言われているが、実のところ、世に送り出された本数は100本に満たないと言われている。
ストレッチノーズは周知の通り、ノーズ部分をチョップしてあるパフォーマンス性の高いボードである。
1966年と言えば、カリフォルニアの地ではノーズライドが流行っていた時代である。
南のスターが考案したと言えど、流石に斬新過ぎたのであろうか?
サーフボードが1週間で200本以上売れていた時代を考えると、余程売れなかったのであろう。
1966年と言えば、カリフォルニアの地ではノーズライドが流行っていた時代である。
南のスターが考案したと言えど、流石に斬新過ぎたのであろうか?
サーフボードが1週間で200本以上売れていた時代を考えると、余程売れなかったのであろう。
今回紹介するボードから話が反れてしまったが、実はこのボードにはコンケーブが入っていないのである。

入れ忘れたのか?
それとも、カスタムでの指示なのか?
デザイン自体がノーズライダーっぽいので、少々理解に苦しむボードである。
ただ、ディケールを見てみると1964年の1年間だけ使われたとされる物が付けられているので、「1964年製かな?」と思えてくる。

しかし、このフィンの形状を見るとディケールの使用年代と異なっているいる様に思えてならない。

また、ニューポートビーチにおける証明書が1966年と1967年の2年間に渡って貼っているので、はやり、1966年製であると推測が出来る。

さて、一体このボードは誰がシェイプしたかだ・・・?
この時代のゴードン&スミスには、Duane Brown、Duke Dana、Skip Fryeの三人がシェイパーとして所属していた事が判っている。
ただ、Duke Danaに関しては、所属していた時代が1960年代と大まかに記録されてる程度なので、Duane Brown、Skip Fryeの2名のどちらかなのではないだろうか?
個人的にはSkip Fryeであって欲しいが、時代が時代なだけにシェイパーの癖を見極める人物以外には、特定するのは難しいと思われる。
肝心のボードだが、毎度の事ながら、この時代は本当に良い素材を使っているのが良く解る。
その最たる例が、やはり、テールブロックとストリンガーではなかろうか?
その最たる例が、やはり、テールブロックとストリンガーではなかろうか?

こうして、良い素材をふんだんに使っているこの時代のボードを目の当たりにすると、やはり、持つ喜びがあるのは間違いなさそうだ。
しかし、乗らないボードをストックしておくのも、「どうなのか?」と近頃は思う様になって来た。
その昔、ヴィンテージボードに高値が付けられていたが、今は新品のボードと同額?いや、それ以下の価格が付けられている場合が多々あったりする。
持っていたいけど、実際に乗る事を考えたらビンテージボードではサーフィンは楽しめないのかも知れない。
それは、市場の動きを見ていて何となく感じる。
前々回の散財の話ではないが、如何にビンテージボードと言えど、購入した金額で売れる事は間違いなく「無い」であろう。
そんな事を考えると、サーフボードは「今」の物の方が良いのかも知れない。
そんな事を考えると、サーフボードは「今」の物の方が良いのかも知れない。
Keep Surging!