ロビー・キーガル | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

最近、有り難い事に俺のブログのアクセス数が本当に伸びて来ている。
別に商売として書いている訳ではないのだが、アクセス数が伸びる事は嬉しいものだ。
思えば、このブログを書き始めた頃には、日に10件も行けば良い方だったが、1年も続けると見てくれる人も増えるのだと実感してしまった。



 

毎度、なんのネタにするかはパソコンを開いて決めているのだが、先日書いた佐藤傳次郎ネタの時に知人から「貴方のブログは、サーフボードネタを待っている人の方が多いから、それに集中した方が良い」と言われた。



 

確かに、このブログ自体、自分のコレクションをお披露目したくて始めたのだが、商売抜きの個人的なブログなので、時にはサーフボードの話から脱線する様な事も書きたいし、車や服、食べ物の話なども書いてみたくなったりするので、ボードネタを待っている人が仮に居たとしても、今後も自分のペースで書いて行こうと思っているので、お付合い頂ければ有り難いです。



 

相変わらず前置きが長くなってしまったが、今日は、ロビー・キーガルを書いてみたいと思う。
と言うのも、実はこの前、ロビーと親しい知人と呑んだ際に「みんな、本当のロビーの凄さを解っていないんだ!」と、言われたからだ。



 

ロビー・キーガルは、周知の通り、稀代の天才と言われている。
ただ、それは見る人の目の向き方であり、「ロビー贔屓の人に限っての話である・・・」と俺は思っていた。
正直、彼はダクトテープの常連で、サーフィンが上手過ぎる。
だから、彼がどんなに素晴らしいボードを造ったとしても、お手本となっているライダーがロビーやアレックスでは参考にならない。
ましてや、俺の様な技量の無いサーファーには、ロビーの何が凄いのかも理解出来ないでいる。



 

そんな思いを知人に投げかけた所、「キラー・クラシックを半年間乗り続けてみろ!」と言われた。
彼曰く、シーコングが絶賛するファットキャットは、あくまで万人受けする為のボードで、あのボードでは本当のロビーのシェイプの凄さは感じられないと言う。



 

そういえば、シーコングの田中さんも、そんな様な事を言っていた。
話というのは、一人だけの話ではなく、色々な人に聞く事によって真実が判ると言われているが、正しくその通りだ。



 

と書いているうちに、またボードネタから遠ざかってしまったので、ここら辺で本題に入りたいと思う。
ガトヘロイのキラー・クラシックは、以前にも紹介したので、今日は、ロビーが削ったPIG形状のボードを紹介したいと思う。



 

実は、ロビーには、個人的にずっとPIGのオーダーをオファーしているのだが、中々削ってくれないでいる。
正確に言うと、俺が欲しいと思っているPIGを削りたがらない様だ。
以前、ロビーに「ハーフムーンを削ってくれ!」とせがんだ時には、「何でもやるよ!」と言っていたのだが、実際に彼ほどのクラフトマンになると自分の理念を曲げてまでは削らないだろう。
そんな時に出会ったのが、このボードである。

 

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スムースオペレーター。
当時のロビーのボードの中では一番にPIGに近い形状のボードだった事から、これをチョイスした次第である。
しかし、このボードは・・・難しい。
全体的にナロー過ぎて、俺の技量だとうねりから波をキャッチするのが容易では無かった。
また、ボードが妙に軽く、少し浮いた感が否めく、少々梃子摺ったと記憶している。



 

日頃から浮力重視のボードに乗っていると、いざ、こういうボードに乗ると己の技量不足を感じずには居られない。
知人が言っている様に、ロビーのボードは最低でも半年以上乗り続けないと、その良さが理解出来ない無いかも知れない。
しかし、たかが水遊びで、こうも真剣になってしまうのだから、やっぱり、サーフィンは面白い。
そして、楽しい。
だから、止められないのである。



 

Keep Surging!