PIG?HOG? | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

12月から正月明けまでは仕事が繁忙期を迎える為、休みが殆ど取れなく海へは12月の上旬以来行っていないのだが、ようやく、明日行ける運びと成った。



 

新年に相応しく?何か新しいボードでも下ろそうかな?と思い、ガレージに陳列しているボードをチェックしていると1本のボードが目に飛び込んで来た。
それが、こちらのダノーのHOGである。

 

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HOGはこれまでにも所有していたのだが、このボードに目が眩んだのは、新しく一新された?ナローノーズによってだ。
ダノーがプロデュースするPIGはHOGという製品名なのだが、その名の通り?PIGではなく、遠目から見ても瞬時に識別出来る程の特徴的なアウトラインを持つ。
正に、ダノーのオリジナルのHOGなのである。



 

しかし、ここ最近、そのHOGがPIG化している事に気付き始めた。
無意識でPIG化しているのか?
はたまた、誰かの影響を受けたのか?
いずれにしても、この新しいHOGは、その造形が殆どPIGになって来ている。



 

実は、ダノーにはこのボートとは別にHOGを1年以上前からオーダーしているのだが、一向に出来上がらず、秋に入荷したフリー在庫の中からこの1本を入手した。
待てば必ず入荷はあるのだが、急激に欲しくなってしまい「とりあえず・・・」と言った気持ちで購入に至った訳だ。



 

で・・・
そのHOGからPIGへの変貌だが、俺の推測だとマイク・ブラックの影響が多分にあるのではないかと思う。
マイク・ブラックと言えば、アメリカのPIGシーンを復活させた第一人者で、BINGのビンテージPIGを始め、ベルジーのバルサ、ランス・カーソン、ジーン・クーパー、マット・カルヴァーニ等のボードを所有している事でも有名だ。
そんな、名のあるシェイパー達が作り上げたボードの中に、最近、ダノーのボードが加わったのだ。



 

マイク・ブラックは、自身で「PIGとはこうでなければならない!」みたいな、「定義」を持っている事で有名なのだが、恐らくダノーにオーダーした際にも、この「定義」を投げかけたのだと思う。
そして、「定義」によって削られたPIGは次第にHOGへもインスパイヤーされ、此度のHOGのPIG化に繋がったのだと思う。
まぁ、これはあくまで俺の推測だが満更ではないと思っている。



 

そうこうしている内に、またまた前置きが長くなってしまったが、他のディティールもご紹介したいと思う。
先ずは、ディケール。

 

イメージ 2

なんとなくだが、付け位置といい、周りのデザインとの調和といい、ダノーらしからぬ?大人しめのクラシカルな雰囲気を感じるのは俺だけであろうか?
また、レースを用いてあしらったエアブラシによるアートはダノーらしく?俺的には非常に気に入っている。

 

イメージ 3

ストリンガーも1/2インチサイズだろうか?しっかりとしたシダーのストリンガーが、HOGをより一層GIP化させたと言っても過言ではないと思っている。

 

イメージ 4

そして、何と言っても、このフィンが最高である!

 

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ジェイコブスのヴィンテージPIG同様のハーフムーン!
現在、マット・カルヴァーニが削るジェイコブスのPIGは、1950年代後半にベルジーとジェイコブスが共に考案したD型のハーフムーンなのだが、ウレタンフォームの時代のジェイコブスのPIGと言えば、ダノーが採用しているこのフィンが一般的である。



 

さて、早速明日から・・・と、行きたい所だが、残念ながらワックスアップを済ませていないので、明日には間に合わないかな?
まぁ、乗るボードは他にもあるし、ゆっくりと行きましょうかね?



 

Keep Surging!