老舗ブランド | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

以前、サーフィン関係者の方からこんな事を言われた。

 

「貴方は、サーフィン関係者ではないけど、様々な裏事情を知っている」
「情報は情報だけど、余り夢を壊す様な事は公にしない方が良い」

 

と、言われた事がある。
決して、説教された訳ではないのだが、何だか凄く納得してしまった。
別に、隠し事にしている訳ではないのだろうが、公にしたくない事はどんな世界にあると思う。
こと、サーフィンを始めとする物販業に関しては「夢」が大きな販売の鍵を握っている訳だから。。。



 

そんな矢先、別のサーフィン関係者からこんな事を聞いた。

 

「ロバート・オーガストが無くなったのを知っていますか?」

 

「えっ、ロバート・オーガストって、亡くなったの?」と、耳を疑うと・・・

 

「死んだとかじゃなくて、ブランドが無くなったんですよ」と教えてくれた。

 

「でも、フェイスブックとかでは、情報が更新されているんだけど・・」と、尋ねると・・・

 

「あぁ、そうですかぁ?でも、ロバートはもう、関与してないな筈ですよ」との事だった。

 

確かに、ロバート・オーガストのブランドは数年前に日本から撤退したと言われているので、最近はめっきりと見掛けなくなった。
ただ、同じ様な事はよくある話なので、特別驚くことでは無いのだが、自分がナルーを読み始めた頃は毎号大きく広告が出ていた老舗ブランドが日本のマーケットから姿を消すのは寂しい限りである。



 

自分達が「ブランド」と称しているサーフメーカーだが、実は、ブランドではなく「暖簾」だと言う人もいる。

 

「暖簾は継承するものが居なくなった途端に忘れ去られ行く」
「だから、サーフブランドも同じなんだよ」と、話してくれた。

 

かの、ホビー・サーフボードも、今やタイラー・ウォーレンにそのブランドの全権を託していると言われている。
タイラー自体は、自身のレーベルでもやって行けるそうなのだが、ホビーがブランドの消滅を防ぐ為に、タイラーを特別待遇で向かいいれたと聞かされた。
確かに、タイラーの認知度であれば、別にホビーに依存する必要はない。
ただ、タイラーは老舗ブランドの「根を絶やしてはいけない」と、頑張っているのだと聞かされた。



 

考えみると、この数年で多くのブランドが姿を消している様に思える。
あのベルジーですら、アメリカでは見掛けなくなった。

 

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ベルジーの死後、ボブ・ミツベンがシェイプしていた様だが、現在では体調が思わしくなく、シェイプから遠ざかっている様だ。
そのブランドを守る為?なのか、「売れる!」と踏んだからなのか?今後は日本人がシェイパーとなり、ブランドを存続させる様である。
ベルジーと何の縁も無い人間が削るボードに自分は魅力を感じないのだが、マーケットがどうの様な評価を下すのか?見守って行きたいと思っている。



 

そもそも、ベルジーのハンドシェイプは諸説が多々ある・・・



 

「あっ!」、こういう事が夢を壊す事なのかな?
という事で、今日はこの辺までにしたいと思う。
なんか、支離滅裂な文章になってしまって、申し訳ありませんでした。。。



 

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