ビング・コープランドが起業したビングサーフボード。
1950年代後半に誕生したこのブランドは、これまで様々なボードをリリースして来た。
ベルジーから継承したPIG、ドナルド・タカヤマのシグネチャーモデル、ディック・ブリューワーのパイプ・ライナー・・・
その中でも最もメジャーなボードが、デビッド・ヌイーバーのノーズライダーである事は、誰もが認める所ではないだろうか?
1950年代後半に誕生したこのブランドは、これまで様々なボードをリリースして来た。
ベルジーから継承したPIG、ドナルド・タカヤマのシグネチャーモデル、ディック・ブリューワーのパイプ・ライナー・・・
その中でも最もメジャーなボードが、デビッド・ヌイーバーのノーズライダーである事は、誰もが認める所ではないだろうか?
今年2度目の来日を果たしたビング・コープランドに、俺の所有するデビッド・ヌイーバーモデルを見せると、「おおお!これはダン・ベンディクソンだな」と、ボードの造形を見るなり声を発した。

造形を見ただけで、「誰がシェイプしたのか?」が判るほど、ビングさんのヌイーバーモデルを見極める目は凄まじい。。。
そう・・・ビングさんは、自身とドナルド・タカヤマの二人で考案したデビッド・ヌイーバーモデルには特別な思い入れがある様なのだ。
タイトルから察しが付いた人もいるかも知れないが、今日紹介するボードは、ジョエル・チューダーが禁断の扉に触れてしまった幻のボードである。

詳細は判らないので、俺が聞いた話だけを書く事にしよう。
あくまで、噂の域の話だから余り鵜呑みにしないで頂きたい。。。
元々、ジョエルは多くのレジェンドサーファーを尊敬し、崇拝している事は有名な話である。
特に、デビッド・ヌイーバーには特別な思い入れがある様で、その尊敬はスキップ・フライを凌ぐとか凌がないとか・・・
そんな、ジョエルはタカヤマの元を去り、自身のレーベルブランドを立ち上げる時に、一つのモデルをラインナップに加えた。
それが、ビングの代表作であるデビッド・ヌイーバーのノーズライダーである。
特に、デビッド・ヌイーバーには特別な思い入れがある様で、その尊敬はスキップ・フライを凌ぐとか凌がないとか・・・
そんな、ジョエルはタカヤマの元を去り、自身のレーベルブランドを立ち上げる時に、一つのモデルをラインナップに加えた。
それが、ビングの代表作であるデビッド・ヌイーバーのノーズライダーである。
ヌイーバーモデルをリリースするに当って、デビッド本人からディケールに名を刻む事を許されたのだが、ここで大きな過ちを犯してしまった。。。
そう・・・デビッドの名はともかく、ディケールデザインをそのまま採用してしまったのだ。
そう・・・デビッドの名はともかく、ディケールデザインをそのまま採用してしまったのだ。

それを知ったビングさんは、かなりご機嫌斜めとなり、ジョエルに「今すぐ止めるか?争うか?どちらか選びなさい」と、告げたとか告げないとか。。。
その経緯を知った俺が最初に驚いたのが、あの温厚なビングさんが御立腹された事だ。
確かに、ジョエルの軽率な行動には問題がある。
でも、あのビングさんがそこまで怒るとは・・・
確かに、ジョエルの軽率な行動には問題がある。
でも、あのビングさんがそこまで怒るとは・・・
まぁ、そんなこんなで、このボードは「幻ボード」と呼ばれる様になった訳だ。
でも、こうして見ると、本当に良く出来ている。
深いコンケーブも、オリジナルを髣髴させる様な出来栄えだ。
でも、こうして見ると、本当に良く出来ている。
深いコンケーブも、オリジナルを髣髴させる様な出来栄えだ。

また、カラーブロックやTバンドによる5ストリンガーもオリジナル同様だ。

フィンも見事な出来栄え!

そして、シェイプはビル・シュロス・・・
レプリカがオリジナルを超える事は決して無いと思うが、もしあったとしたら?このボード以外には無いのであろうか?
世間では「禁断のボード」と呼ばれているらしいが、ビングさんと面識のある俺的には複雑な心境である。
Keep Surging!